デコポンか、しらぬいか？！
先週末、和歌山県農業協同組合政治連盟の皆さんと意見交換会を行いました。
その時に、写真の「デコポン」がテーブルの上に。品種名は「不知火（しらぬい）」と言います。熊本県が商標登録しましたので、勝手に「デコポン」の名前は使えませんでした。今は、商標登録の期間が過ぎましたので、誰でも「デコポン」として販売できます。
元々は、１９７２年に長崎県にある農林省の果樹試験場で、清美タンゴールと中野３号ポンカンの交配によってできた新種です。見た目が悪かったので、品種登録されずじまい。
それが、熊本県の不知火町に伝わり、品種名を「不知火」と登録して、栽培が始まりました。１９７５年ごろからですから、年季は入っています。
和歌山でも、ハッサクや甘夏に代わって、栽培されています。
和歌山市内のスーパーでは、「デコポンではありません。しらぬいです。」とわざわざ説明して売っています、、、ん？。３個で３５０円。東京では、熊本産デコポンは３個で６５０円が相場。運送費なんでしょうかね？？
私としては、和歌山県産のしらぬいに軍配を上げたいところです。ほんまにおいいしですよ。安いし。
そして、みかんの国和歌山には「じゃばら」というかんきつ類があります。北山村原産です。そして、北山村でしか栽培されていません。１９７９年に品種登録されました。
種苗法の有効期限が１９９１年に切れた為、苗木が市場に流通するようになりました。しかし、「邪を払う」と言う意味の「じゃばら（邪払）」の名称は北山村を権利者として商標登録されています。
天然成分であるフラボノイド（ナリルチン）が他のかんきつ類に比べ非常に多く含まれています。
その成分に目を付け、先月、和歌山県農業共同組合連合会が花粉症やアトピー性皮膚炎に対する抑制効果の高いじゃばらのサプリメントを発売しました。名付けて「ＪＯＩＮじゃばらサプリ」です。
http://www.wk-kennoh.or.jp/jyabara/supplement.html
花粉症の私も、早速試してみました。少なくとも、私には効きました。ほんまです。
和歌山の元気を全国に！！
ちなみに、ＪＡわかやまの名物「丸しぼり ジンジャーエール」は農業新聞で昨年全国一に選ばれました。