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2010年1月28日

民主党政権の政策をいかに海外に発信するか?

 外国人投資家に対する、今日の英語でのプレゼンテーション、終わりました。

 「無事に、終わりました、、。」と言いたいところでしたが、自分で納得できるレベルではありませんでした。

 外資系の証券会社のロンドンオフィスとビデオ回線でのプレゼンでした。パワーポイントの資料は、プリンストン大学時代の教え子がボランティアで助けてくれました。完成は、プレゼン2時間前でしたが、彼のおかげで、おもしろいシナリオが描けました。

 つまり、今の民主党のマクロ経済政策、財政の中期的なフレームワーク、新しい成長戦略などが未確定なので、具体的な政策の説明ができない中での苦肉の策を編み出してくれました。

 マニフェストで描かれた資金の配分を因数分解して、家計への資金の流れと企業サイドからの資金の流れを図解したのです。

 いかにも、企業サイドから資金を調達して、家計に配るイメージがありました。マニフェストを分解しますと、その通りです。しかし、その際に、企業側のダメージは主に、公益法人や特殊法人などへの補助金カットによるのです。確かに、マニフェスト通りなら5兆円くらいの補助金カットになります。

 しかし、官僚の天下り団体から仕事をもらうような企業への資金を取り上げたとしても、日本経済の成長にはマイナスにはなりません。ちゃんとした企業はそんな補助金を頼りにしていませんから。

 しかも、2010年度の予算を見ると、公共事業のカットの1.3兆円は確かに、企業側にマイナスですが、そのお金は直接、家計に行きましたから、経済的には中立。

 一方で、マニフェストでは1兆円以上増税だった法人税制ですが、2010年度予算ではプラスマイナスゼロでした。

 民主党の政策が企業に厳しいという印象は必ずしも正しくありません。

 しかも、どう考えても、世界一高い法人税を引き下げないと、国際競争の激しい中で経済の活性化はありえません。昨年、選ばれた新人議員はその多くが経済が判る人たちなので、いずれ、現実的な経済政策が採用されるでしょう。

 そんなことを、下手な英語で、トツトツと語りましたが、結果の程には自信がありません。今日の反省を生かして、海外への発信を続けたいと思います。やっぱり、日々是勉強ですね。

             私たちのために。
             私たちの子どもたちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

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