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2010年1月29日

鳩山由紀夫総理の施政方針演説

 今日は、衆議院本会議で、鳩山総理の施政方針演説を聞きました。

 「いのちを守りたい。」という言葉で始まる、総理の政治理念を語る格調の高い演説だったと思います。

 具体的な内容がないとの批判が野党から出ましたが、同じ本会議で、岡田大臣の外交演説、菅大臣の財政演説と経済演説があったわけですから、総理として、理念を語る演説をして当然ではないでしょうか。

 これまでの総理演説は、各省庁から「短冊(たんざく)」と言われる、演説に盛り込みたい内容を集めて、ホッチキスで止めるようにして作られていました。

 それを、総理秘書官がある程度書き直すのです。ですから、秘書官によっては、かなり聞かせる内容にすることもありました。

 私が、中曽根首相官邸で秘書官補佐をしていた頃、大蔵省から出向していた土田秘書官は中国古典に明るい教養人でした。彼が中曽根総理と相談しながら書いた演説も格調の高い演説であったと記憶しています。

 今回は、松井孝治副長官と平田オリザさんたちが鳩山総理と相談しながら、書き上げたと聞いています。オバマ大統領ならずとも、スピーチライターを使って演説をするのは国際標準ですから、チームで演説草稿を練っていくのは賛成ですね。

 ひとつだけ、お願いがあるとすると、マニフェストの中で、実現できなかったこと、たとえば、暫定税率の廃止がなぜできなかったか、、、などについて一言欲しかったですね。財源がないので、このお金は使わざるを得なかったし、環境税につなげていく必要もあったのだと。私は街頭演説で、いつも、この話から始めています。

             私たちのために。
             私たちの子どもたちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

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