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2009年6月19日

和歌山大学の学生さんへのお答えーその2

 昨日の続きです。

 質問:補正予算で新たに10兆円を使えるとしたらどう使いますか?

 その2.

 昔『おしん』というNHKドラマを見て感動したというスリランカ人に会ったことがあります。

 おしんをみて日本人が好きになったと言ってくれました。

 「それまでは日本人は何を考えているか全然わからないと思っていた。今は尊敬している。そして自分達も今は貧しいけど、一生懸命がんばって、日本のようになるのだ、と勇気をもらったんだ。」

 そう私に言ってくれました。

 おしんは世界63ヶ国で放送されたそうです。

 その外交力に圧倒されます。ファンが増えれば、日本のものを買ってくれます。観光客も増えるでしょう。

 そういう目に見えないソフトの部分に、もっと上手に国のお金を使えないものでしょうか。

 「箱モノ行政からソフトの支援に!」ということです。

 私は前々から、公共サービスの改善をどうやっていくか研究しています。
 
 今は、中央大学の大学院で「公共政策」を教えていますので、学生たちとその問題を話し合っています。

 10兆円、補正予算で使えるなら、日本の公共サービスの改善を徹底的にやっていきたいですね。

 その改善方法は、建物のような『ハードなもの』ではなく、これまでに書いたような目に見えないマーケティングを駆使した『ソフト』の部分に使いたいと思います。

(その3に続きます)

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

和歌山大学の学生さんへのお答えーその1

2009年6月18日

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和歌山大学の学生さんへのお答えーその3

2009年6月20日