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2009年3月26日

小沢一郎代表の記者会見に関しての個人的な意見

 小沢一郎代表の記者会見に関して、個人的な意見を書きたいと思います。  

 今まで小沢氏と私は同じ目的に向かって突き進んでいました。それは「政権交代で日本の民主主義を健全なものにしたい」という執念です。

 2大政党が政権を競い合う環境になることにより、日本が良くなるというのは自然の摂理です。

 今回の選挙で50年間の自民主導、癒着の政治、それを終わらせることができるかもしれない歴史的瞬間が来る。その直前、起こったのが小沢氏秘書の逮捕のニュースでした。

 そして小沢氏は、状況を見極めて自分の進退を決断するとおっしゃっていました。

 私は、ここまで民主党を引っ張ってこられた小沢氏の功績を高く評価しています。 また、涙まで流して記者会見をする姿に真摯さを感じました。

 皆さん、ここで少し想像してみてくださいませんか?

 もしも今まで勝った事がない弱い野球チームが、甲子園に行こうという夢を持ち、毎日毎日練習していたとします。汗を流し、怪我を乗り越え、努力を毎日続けていたと考えてみてください。

 そして、とうとう甲子園にいけるかもしれない試合の直前。

 そのチームのキャプテンが、突然退部に追い込まれる事件が起こったとします。部内は騒然とします。右往左往します。

 そして、長い間、共に汗を流してきたそのキャプテンをかばいたいという気持ちがおきるのは、人として自然なことじゃないかと思うのです。

 もしも、全員がすぐに一団となりキャプテンを糾弾するとしたら、皆さんはどう思われますか?私はそれは、人間的に怖いな、と思うのです。

 だから民主党として、小沢氏をかばう今の状態は、人間的には普通の反応なのじゃないかと思うのです。もちろん、何人か、文句を言う人が出るのも自然ですよね。(自分も民主党の候補として渦中にいるくせに、客観的な話し方ですみません)

 だから、民主党のまとまりのなさに批判される方も多いと思いますが、それがイコール能力がない集団なわけではないと思います。

 私も、今までがんばってこられた小沢氏の心情を思うとなんともいえない苦しい気持ちになります。正直擁護したくてたまりません。

 ただ『他のチームのやつらも同じことをしているのに、どうして自分のチームのキャプテンだけが処分されるんだ?と』と部員達が言う、としたら、それには違和感があります。

 そう言いたい気持ちがわかるタイミングですし、地検のやり方も不思議に感じられる節が多々あります。

 それでも、法律的には、たとえ小沢氏の意見が正しいとしても、一企業が関連する政治団体から、長年巨額の献金をもらっていたことについて、一般の常識で考えれば、見返りが欲しいからじゃないかと思ってしまうのが普通なのではないでしょうか?

 今落選中の身の私が、代表に向かってこういうことを述べるのは、大変失礼なことです。常識はずれかもしれません。

ただ、これから政治資金を透明にしていく方向に民主党が向かわなければならないのです。

 選挙が有利だ不利だ、そういう次元の低い話ではないと思います。

 公正な政治資金の仕組みを作るにはどうしたらいいのか。

 それが堂々と話し合える党にならなくてはなりません。

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

三寒四温!

2009年3月24日

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ロストジェネレーションの叫び

2009年3月28日