ノーベル賞受賞4人目!おめでとうございまず。
今夜も、ミニ集会をこなして、帰宅。10時からのニュース番組を見たら、4人目の日本人ノーベル賞受賞の話題で、喜ばしいことです。
株価が下がっても、ニュースの冒頭はノーベル賞ですから、気分は良いですね。
しかし、よく気を付けるべきは、4人の内、2人はアメリカでの研究生活での受賞です。おそらく、日本に残っていたら、ノーベル賞はもらえなかったでしょう。これまでの受賞者でも、アメリカでの研究成果の方々がたくさんいました。
報道ではその手のコメントは皆無でした。私がプリンストン大学にいた時、毎年、どこかの学部でノーベル賞をもらっていました。外国人の研究者もたくさんいます。アメリカの大学や企業での自由な研究の「雰囲気」を日本にも!
1年間に出るノーベル賞の数はけっこう多いのです。2050年までに30人のノーベル賞学者を出すと言う日本政府の「志の低い目標」を批判することもなく、同じ年に4人もノーベル賞が取れたことをハヤす日本のマスコミです。しかし、アメリカやヨーロッパで毎年何人、ノーベル賞を取っているか、全く触れてません。
もう一つ。今年の受賞は何十年も前の成果です。すぐにお金にならない学問でも、国立大学にはまだ予算が回っていた時代の成果です。最近、科学技術の予算を増やしたことと何の関係もありません。
それぞれ、基礎科学です。国立大学を独立行政法人にして、企業からの寄付の少ない基礎的な学部の予算が減らされている状況をなぜ批判しないのでしょうか?
4人の受賞を心からお祝い申し上げます。誇れる先輩たちの後に続くノーベル賞学者が大勢生まれるような環境整備について、考え直す良い機会にしたいですね。
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。