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2008年5月4日

政権交代


(スーパーマーケット街頭演説二日目。道行く人に励まされて。ありがとうございます。)

 和歌山市内のスーパーマーケットを回って街頭演説をする「スーパー街頭4Days」では、ネガティブな批判よりも、政権交代の必要性を訴えるようにしています。批判するのは簡単ですが、それだけでは有権者の支持をいただけないと思うからです。

 政権交代の必要性の第一の理由は、官僚と政治家の癒着を断ち切ることにあります。何十年と言う自民党によるほぼ一貫した政権の独占によって、官僚と政治家が「貸し借り」の関係にあります。一泊9万円の職員旅行に税金を流用して、数千万円の損害を国民に与えながら、誰一人責任を取っていません。あの「社会保険庁」も結局、看板の書き換えでお茶を濁しただけです。官僚にお世話になっている政治家が指導力を発揮できないのです。

 逆に、官僚からすれば何十年も政権与党といういわば「社長」が変わらないのですから、与党の政治家におもねることになります。ちなみに、検察庁も官僚組織であり、社長は法務大臣です。

 第二の理由は、過去の政策の失敗を大胆に見直すには政権交代が必要だということです。「後期高齢者医療制度」が国民に受け入れられない大失敗であったことが明らかになっても、政府・自民党では大きな見直しはできません。自分たちが立案して強行採決した政策ですから、大きく変えれば責任問題になります。ですから、どうしても小手先のパッチワーク(つぎはぎだらけ)の改正になります。これまでの10年間はその繰り返しです。

 イギリスやアメリカでは、政権交代によって、システムそのものを大きく変える政策変更が可能です。これからの少子高齢化に対応するにはシステムの変更が必要です。たとえば、今は、暫定税率の議論だけがされていますが、これも小手先の話です。むしろ、日本全体の道路予算が適切に使われているのか、その背景にある道路利権と官僚の天下りにメスを入れなければ意味がありません。そのようなシステムの変更は政権交代でしかできないのです。

 そして、民主党がだめだったなら、4年後に元に戻せばよいのです。ただし、その間に、情報公開が進みます。過去の政策の失敗や利権の構造が国民の前に明らかにされます。それこそが民主主義の知恵です。

 二大政党による政権交代!どうか皆さんのご支援をお願いします!

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。


岸本周平 公式サイト

 

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