雪の富士山
（雪をいただいた富士山を全日空機内より撮影by岸本周平）
今日は、久しぶりにとんぼ返りで上京しました。９時５５分関西空港発の全日空１４４便の機内から撮影したのが、この写真です。きれいですね。やはり、日本一の富士の山です。
今日の目的は「夏富士会議」という日本IBMが主催する伊豆での合宿勉強会のOB会への出席です。何度も、ブログに出ててきますが、柔道の東海大学の山下泰裕教授と知り合うきっかけとなった勉強会です。
夕方のその会まで、永田町界隈を走り回りました。最新の情報はやはり顔を見ながらではないとゲットできません。
今、話題になっている「日銀総裁」の人事の問題は最終的に、空白を置かないように妥協するべきだと考えます。議会の同意人事はアメリカでもとても政治的なものですから、いわゆる「きれいごと」ではありません。
特に、民主党と共和党の二大政党制ですから、政党間の政治のゲームのえじきにされることがよくあります。しかし、その場合でも、反対する理由は「本人がその職にふさわしくない。」ということ以外にはありません。また、議会での公聴会なり手続きは粛々と行います。
「衆議院で予算案を強行採決したから、けしからん。謝罪しないと、日銀総裁人事はだめだ。」という理屈は国際的には通りません。また、今朝の日経新聞一面にも書かれていたように、「財金分離」はシステムの話です。金融の元締めの日銀総裁を財務省にいた者がしてはいけないということにはなりません。海外では、財務省の経験者こそ中央銀行総裁にふさわしいというのが常識です。また、歴代の日銀総裁の中で、当時の大蔵省から独立して仕事をした第一人者は元大蔵次官の森永貞一総裁だったことは金融関係者ならみんな知っています。大蔵省の後輩をしかりとばして、日銀の独立性を守った話は有名です。
民主党は本件では最後には、常識的な解決をすることを期待しています。
