2007年12月3日
二大政党による政権交代
ミニ集会で一番聞かれる質問は、「政権交代しても、私たちの生活は何も変わらないんじゃないのかしら?」というものです。周平は、政府の中にいて、政権が長く続くと政策の変更ができなくなるという現実の壁にぶつかって、政治に身を投じた人間ですから、待ってました!と答えます。
でも、すべての人が納得できる答えを用意できたか、、。試行錯誤が続いています。今のように、官僚主導で政策が決められていますと、政治家が官僚をコントロールすることができません。
防衛省の不祥事ではありませんが、人事権のある大臣は政治家ですから、すべて政治の責任です。元防衛庁長官のお名前も出ていますが、要するに一党が政権を長年独占すれば、政治家と官僚が癒着するのです。
このような癒着を避けるには、時々は政権を担う政党が変わらなければなりません。政策の転換も政権交代があれば大胆にできます。人情からいっても、同じ組織の人間が過去の政策の失敗を認めることは辛いことです。
さらに、政界の浄化のためにも政権交代が必要です。イタリアでは、長年、キリスト教民主党が連立政権の中心にいました。この政党が選挙で閣外に去ってから、タンジェントポリ事件が起きました。政権にいた大勢の政治家が汚職で逮捕、入獄しました。
日本でも、そろそろ日本版「タンジェントポリ事件」を起こさなければいけない時ではありませんか!!