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2008年5月6日

政権交代2


 (4日目のスーパー街頭演説でも、疲れを見せず元気に演説する周平)

 ついに、4日間のスーパーマーケットでの街頭演説シリーズを乗り切りました。最終日は、よいお天気で日差しはきつかったですが、風が吹くと案外ひんやりとしていて、何とか夕方7時まで体力が持ちました。

 この4日間、政権交代の必要性を訴え続けたのですが、「官僚と政治家の癒着を断ち切り、過去の政策の失敗を認め大胆なシステムの転換は政権交代でなければできない!」という説明は有権者の皆さんには届いたでしょうか?

 コメントでもいただきましたが、榊原英資早稲田大学教授の近著「政権交代」の中に、過去の政策の失敗として、「1986年から厚生省の指導で、医学部の定員が全国一割削減されて、2006年までそれが続けられた。」ことが指摘されています。当時、将来的に医師が余るという認識で20年間も続けられた政策は、今の医師不足をみると明らかに大失敗です。

 医師が足りなくなるのは、途中で気がついたはずです。しかし、官僚主導の政治では、責任問題になるのでズルズルと先延ばしになるのです。政策決定をした関係者が影響力をなくした頃、こそっと政策を転換するのが関の山です。

 政権交代が起きたら、小沢代表がこの本の中の対談で主張しているように、イギリスのように100人以上の国会議員が政府に入り、期限を区切って、過去の政策の失敗を検証して、それを大胆に正していくことが可能になります。

 その際、若手の改革派官僚をチームにして、彼らに責任を持たせれば、素晴らしい提案が山ほど出てくるはずです。私自身も、アイデアは100くらいすぐに出せます。私が官僚時代に政権交代を待ち望んでいましたが、なかなかできなかったので、自分から政権交代の弾のひとつにならざるをえなかったのです。しかし、霞ヶ関の若手官僚の中には、まだまだ志の高い有能な人材がいます。かれらを活用しない手はありません。今の、政府与党の政治の中では、かれらの能力が有効に使われていません。

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。


岸本周平 公式サイト

  

ゴールデンウイークの路上観察

2008年5月5日

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榊原英資早稲田大学教授

2008年5月8日