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2015年7月29日

輝く女性ー地球環境ファシリティ石井菜穂子CEO

(地球環境ファシリティの石井菜穂子CEO)

 日本政府は女性が活躍できる社会の実現を進めています。

 その趣旨には大いに賛同しますが、そのパターナリスティックな手法にはいささか疑問を持っています。

 そんな中でも、 地球環境ファシリティ(GEF)の石井菜穂子CEOは、本人の才能と努力に加え、財務省が国際派のリーダーを育てるために応援してきた方です。

 彼女は私の一年後輩ですが、キャリアのほぼ半分を世界銀行、IMFなどの国際機関で勤務。

 2012年8月から地球環境ファシリティ(GEF)のCEOとして活躍されています。

 GEFは、生物多様性や気候変動などの問題に対処するため、1991年の設立以来、165か国で3200件以上のプロジェクトを実施し、115億ドルの資金を投資している国際機関です。

 今日は、石井さんの朝食勉強会に参加してきました。

 石井さんは、世界規模の低炭素経済成長(Green Growth)を南北問題とせず、かつ、政府と民間の協力で実現するためのプラットホーム作りに奔走中。

 低炭素成長への転換のためには、次の4つのポイントが重要だと教えてもらいました。

 ①持続的な都市計画
 ②一次産品の供給チェーンの持続可能性
 ③アフリカの食料安全保障
 ④産業界との省エネ・イニシアティブ

 特に、一次産品では、木材の違法伐採による原生林の消失による二酸化炭素の排出量は、運輸関連産業の排出量と同じ規模であり、大きな関心が払われるべきとのことです。

 今、民主党の農林水産部門会議の中で、違法伐採の禁止に関するワーキングチームをつくって検討している課題でもあります。

 さらに、アジアでの灌漑、肥料を使った農業開発が深刻な土壌問題を引き起こした経験から、アフリカでの農業開発の進展が課題です。

 このような問題について、日本政府も関わってきてますが、今後はさらに積極的に貢献する道を考えるべきです。

夏祭り

2015年7月26日

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2015年7月30日