最終日
最終日は、「ビッグ愛」大ホールにて、締めの演説をし、そのまま、夜の街頭に。午前0時まで、スタッフやボランティアの仲間と一緒に、ショッピングモールの前の交差点で立ち続けました。ベストを尽くして、天命を待ちます。
最後の演説です。
『皆さん、今日は寒い中にいらしてくださりありがとうございます。
和歌山は、市長選、県知事選と続き、選挙疲れしてますよね。
もう選挙いいわぁ、と思ってる方がたくさんいるところなのに、今日は、岸本周平を応援にわざわざ寒いのに集まってくださりほんまに、感謝しても感謝しきれません。
私、昔の職場の同僚たちに、「岸本は、バカだ」と言われてるそうです
役人の天下りの廃止をしないといけない。本気で思って、財務省を辞めました。
それから、小泉総理が天下りの改革するといったので、小泉政権の政策参与として働きました。
参与は総理大臣のアドバイザー的な存在です。しかし、小泉総理はやりきれない。だから当時の竹中大臣に辞表をだして、ここ和歌山に戻り選挙にでたんです。
自民党をつぶすといった人にできないなら、外から潰すしかないだろう、そう思いました。
トヨタの会長にも反対されました。自民党から出れば楽だから、と言われました。
でも、大企業やめて財務省やめて、政権の参与の辞表を書いて、ひとりここ和歌山にもどってきました。
わたしには組織も何もありませんでした。何にもなかった中戦い、敗れました。ありんこが象にかみついた、と笑われました。
道で叫んでも誰も立ち止まってくれませんでした。
でも、夢がありました。天下りを廃止して良い日本にするんだ、という夢。政権交代可能な二大政党の政治をつくる夢。
そして政権交代。天下りを廃止しました。
民主党が悪かったという人、たくさんいらっしゃるかもしれませんが、少なくとも、天下りは止まったし、経団連の企業献金も廃止されました。
その天下りも企業献金もまた自民の復活で元にもどっています。
1歩進めば1歩下がる。
そして現在、この自民圧勝の空気の中、昔の同僚は「岸本はバカだなぁ、あの時に、政権に残ってゴマすってたら、自民に残っていたら優遇されたのに、失敗ばかりの人生だなぁ。。」と。
でもね、みなさん、私それを聞いた時、こころの底から笑えてきたんですよ。決してバカにした笑いではありません。心底、自分は幸せだなぁ、と思う笑いです。
アリが、象にかみついたと言われた選挙。落選して無職で4年間道に立っていた時も、初当選して政権を取った時も、民主党がダメでボロボロになった時も、バカだと笑われたこの日にも。
どんな時も、ここにいるみなさんに、どれだけ暖かく支えてもらってきたか。
どんな状態においても、「岸本がんばれ!」と言ってそばにいてくれる。
私を応援しても、利権もお金もないんですよ。それなのにそばにいてくれる。
その気持ち何に変えられるんですか?
私の人生の中で一番きらきらしてるところ、みなさんのそういう気持ちが私の財産です。
私がシングルマザーや障がいしゃ、地方のシャッター街のボランティアのみなさんの政策をすすめると、笑われるんですよ。そんなお金にならんことばかりして、と。
そんなことないです。
神戸の震災の後に、ボランティア100万人。そういうありんこのような、ひとりひとりの力が日本を支えるんです。
たぶんエリートのみなさんや利権でお金配ってるひとにはわかんないでしょう。バカに見えるんでしょう。
でも、私には違う見方があります。
ありでも、勝てる!地方でも勝てる!大企業でなくても勝てる!
ありのように小さいけれども、元気な中小企業が本当の経済活性を生む社会なんだ、と!
私は自分がバカと呼ばれても全く気にもしません。
でも、わたしを応援してくれているみなさんが、バカにされるのは耐えられないです。
「岸本周平を応援したのは、さすが目ききだね。先見の明があったね。」と言われるように、日本をよくするため、和歌山をよくするために一生懸命働きます。
そしてたぶん今回も前回のように300票差、いえ、もしかしたら10票差かもしれません。
みなさんの電話ひとつで勝てるかどうか決まるかもしれません。
どうか、バカで小さなありのような私ですが、みなさんの力で、また国会に戻してください。
そして今後4年間の安部政権がもしも暴走しはじめた時に岸本が必ずその歯止めになります。
本当にありがとうございました。』