未来会議NIPPON講演会
今日は、私の東京での後援会である「未来会議NIPPON」主催の講演会を行いました。
2005年の総選挙に立候補し、落選。地元和歌山で政治活動を始めましたが、自民党王国の和歌山で、落選中の野党の候補者は、なかなかたいへんでした。
そんな中、東京で働いていた当時の友人、知人の皆さんが、東京での応援団を組織してくださいました。
それが、「未来会議NIPPON」です。代表世話人は作曲家の三枝成彰先生。作家の林真理子さんや、医師でマルチ評論家の和田秀樹さん、漫画家のさかもと未明さんなどが中心になって立ち上げていただきました。
2009年に当選するまで、皆さんには何度か和歌山に応援に来ていただき、街頭演説までしてもらったことには、ただただ感謝です。
その「未来会議NIPPON」主催で、昨年から、東京の応援団を増やすために、私の国政報告の講演会を始めています。
今日も、昔からの友人、知人やNPOや公益法人の関係者をはじめ、ご縁のある方々に参加していただきました。
講演の中で、私はこれからの民主党の進む方向は、リベラルな保守、ハト派の保守であるべきだと主張しました。
自民党の吉田茂元首相は戦争に反対して憲兵隊に追われたリベラル政治家で、戦後は軽武装、日米基軸、経済中心路線を推進しました。
その系譜の「宏池会」は加藤紘一代議士や古賀誠代議士の引退で、ある意味、途切れてしまいました。
言葉は誤解を招くかもしれませんが、「リベラル保守」の政党は今どこにあるのでしょうか
「リベラル保守」は、イギリスのキャメロン首相も使っていますが、定義が分かりにくいということなら、「リベラル中道」でもかまいません。
私の言う「リベラル」とは、価値観の多様性を重んずるという意味です。
寺島実郎さんによれば、「リベラルの語源はラテン語のLIBERで、何ものかに制約されないという意味」で、「何かにとらわれたり、こだわることなく、相対的に自由である」ということだそうです。
その意味で、今回、民主党の改正された綱領から、「民主中道」という政治理念にかかわる言葉が落とされたことに反対です。「民主中道」は右に寄った保守と社会民主主義の間にすっぽり入る、リベラルな保守の立ち位置と同じだと思います。
民主党再生のためには、リベラル保守の政党に生まれ変わることが必要だとの考えを参加者皆さんに訴えさせていただきました。
憲法9条を改正して、「国防軍」を持つという自民党に対して、リベラルな保守党の選択肢を国民に示すことで、二大政党政治を維持することを目指します。
難しいチャレンジかもしれませんが、そのことを自分の政治課題にすることは男子の本懐だと思っています。
ちなみに、参加していただいた皆さんには、地元和歌山の老舗「総本家駿河屋」の和菓子をおみやげにしました。
実は、徳川時代、鶴屋創業から552年、紀州徳川家の御用菓子司を拝命してからでも395年続く老舗の駿河屋さんは、経営陣の投機の失敗で倒産の危機に陥りました。
その時に、駿河屋さんの労働組合や地元の経済界を中心に、「BUY AMERICAN」ならぬ「BUY SURUGAYA」運動が起きて、どうせ、お土産や引き出物に使うなら、地元の駿河屋のお菓子を買おうよ!となったのです。
ぜひ、、「BUY SURUGAYA」、「BUY WAKAYAMAN」運動にご協力ください。