全国生徒会サミット2012!
(和歌山県生徒会サミット2012の紀北会場の「熟議」の様子です。)
このブログに何度も登場している「森下雄一郎」さんが情熱をもって実行している「SEND To 2050 PROJCT」主催の「全国生徒会サミット」が今年8月1日(水)から5日(日)まで、釜石市で行われます。
東日本大震災の被災3県の109校の中学生リーダーと和歌山県をはじめ全国30都道府県とアジア10か国から中学生の代表が参加します。
文部科学省の「復興教育支援事業」の一環で行われます。
和歌山県教育委員会は、当時の山口裕市教育長に私からお願いして、当初から参加してくれています。
5月には、中学校の先生を対象に紀北と紀南に分けて「熟議」の研修会。そして、昨日と今日の二日間に分けて、県内の中学生140名と先生50名の参加による「和歌山県生徒会サミット」が開催されました。
トップの写真は、昨日和歌山市内で開催された「生徒会サミット紀北大会」の模様です。
中学校の生徒会の役員の皆さんが自主的に参加。私が参加した時には、生徒会活動をどうすれば活性化できるのか、「熟議」をして、解決策を提案しているセッション中でした。
皆さん、「生徒会新聞が読まれていない、掃除をさぼる生徒がいる、朝のあいさつを返してくれない、、、。」などの問題点に頭を悩ませていました。
私も、40年前に地元の城東中学校で生徒会長をしていた頃、同じような問題に取り組んでいましたので、うーんとうなってしまいました。
(昨年の全国生徒会サミット2011で森下雄一郎さんと。)
森下さんは、この和歌山大会にも参加されていましたが、東北3県12市町村の109校の中学校が参加する「生徒会サミット」や「熟議の指導者研修会」などにも、すべて参加しているそうです。
目標は、生徒会がリーダーとなって、中学校としての「復興への参画」から「街づくりへの参画」に挑戦することです。その過程で、中学生の中から、未来のリーダーを育成していきたいとの思いです。
「熟議」の中から生まれた提案を実践するところまでフォローすることが重要だと森下さんはおっしゃいます。
夏に生徒会サミットが終わった後も、「実践」がどこまでできたか、「復興、街づくり」にどこまで参画できたか、そのことこそがこの「生徒会事業」のポイントだそうです。
ですから、9月から12月までに、東北12市町村で各1校の「実践モデル校」をつくり、来年1月、2月の間に「事例発表会」の開催も予定されています。
森下さんの草の根の活動が、文部科学省を動かし、東北3県をはじめ全国の教育委員会を巻き込んで、大きなうねりになってきました。このことを私は、心から誇りに思います。
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。