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2011年10月9日

第13回和歌の浦万葉薪能

(薪能の会場入り口でザブトンを配る岸本周平。)

 今日は、片男波公園の野外ステージで「和歌の浦 万葉薪能」が開かれました。13回目です。全国広しと言えども、NPO法人が主催で市民が薪能を開催しているところは少ないと思います。

 浪人中、最初の回だけお客さんとして来ましたが、その後、NPO法人「和歌の浦 万葉薪能の会」のメンバーとして裏方を支えてきました。今でも運営委員をやっています。

 小学生に仕舞や謡を教えるワークショップも行っており、発表会の場にもなっています。そのおかげで、文化庁の文化振興基金から援助をいただいています。

 今日は、狂言の「佐渡狐」の後、喜多流の「小鍛冶」を堪能しました。

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 片男波海岸は万葉の時代から歌にうたわれた景勝地で、夕日のきれいなところです。今晩はお月さまも出ていました。

 シテの松井彬先生は数年前に、万葉薪能に「小鍛冶」をかけたところ、途中からの雨で、全編演じることができなかったことを残念がっておられました。今回は、絶好のコンディションの下、お客様に「小鍛冶」を堪能していただけたかなと、、おっしゃていました。リベンジ成功ですね。

 屋外の薪能は、素晴らしい風情があるのですが、天候との戦いでもあります。雨天の場合は、近くの屋内施設を用意して、途中で差し替えます。

 私も、数年前に、和歌山城公園での薪能のスタッフとして、泣く泣く、西の丸広場に能舞台まで作ったのに、商工会議所のホールに場所を移した悔しさを経験したことがあります。

 「小鍛冶」のフィナーレでは、稲荷明神のご神体が狐の精霊姿で刀を鍛える相槌を務めます。アップテンポのバックコーラスの中、「狐足」という独特の足運びや、力強く軽快な「舞働(まいばたらき)」に感動しました。

 和歌山市民が主催する薪能のすごさと、その市民力に今さらながら、誇りを覚えました。

                 私たちのために。
                 私たちの子供たちのために。  
                 私たちの大切な人のために・・・。
                 信じられない政治に終止符を打つ。
                 そして、信じられる政治を創るために。

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2011年10月8日

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