党税調の復興財源に関する結論が出ました。
本日は、昨日から断続的に開かれていた党税調の総会が午後5時から開催。
昨晩、午後5時から3時間、復興財源の税制の措置に関して、熱い議論が行われましたが、役員会の提案に対して賛否両論に分かれたので、再度開かれたものです。
今日の昼間、衆議院予算委員会の昼休みの間に、役員会で、再度練り直した案を再提示しました。
議論が分かれた点は、臨時増税の期間とスタート時期です。
「経済に配慮する観点から、負担を抑制しつつ、できる限り早期に措置を終える」ということで、10年間を基本としつつ、与野党協議で決めるというようにスタンスを変えてのぞみました。
また、実施時期は法人税は平成24年4月から、所得税付加税は平成25年1月から、個人住民税は平成25年6月から、たばこ税は24年10月からという原案は変えませんでした。
所得税のスタートは既に政府税調の案よりも1年遅らせていますし、法人税は、経済団体から早ければ早いほど良いとの要望をいただいていました。役員会で熟慮して決めましたので、ここでブレない方が良いとの判断でした。
フロアからのご意見は、引き続き反対の声があったものの、昨日とは打って変わって、提案を了とするするものが多かったので、ホッとしました。
また、自分は反対だが、ここまで来れば、責任ある与党として税制措置を決め、一日も早く三党協議に入るべきだとの意見もありました。
この場で、決めなければ、民主党の真価が問われるとの悲痛な思いが伝わってきました。
それでも、反対のご意見を考慮して、一旦、休憩に。役員会を開き、再度、検討し、藤井会長のご判断で、個人の負担を分散化するために、個人住民税の引き上げは、さらに1年遅らせて、平成26年6月からにしようと決めました。
総会の再開後、藤井会長から、その旨をお伝えし、会場から会長一任をいただきました。
議事進行をしながら、会場のムードが、「ここまで議論したんだから、後は、役員会の提案でまとめようや。」というように、変わっていくのが肌で感じられ、同僚議員のお気持ちに、一瞬、目頭が熱くなりましたが、、、議事進行役ですから、そうもいきません。冷静に、冷静に、、と自分をいましめながら、司会を進めました。
「藤井会長にご一任いただいてよろしいいでしょうか?」という私の声に、「異議なし!!」という声と大きな拍手が続きました。
一部の議員が、「反対!」と叫ばれましたが、会場の雰囲気にはそぐわないものでしたので、自信をもって、総会の終了を宣言させていただきました。
最後まで反対された方のお気持ちもよくわかりますが、党は組織なので、会議の結論には従っていただかなければなりません。
その後の政調役員会、政府・民主党の役員会でも了とされました。
歳入を預かる党税調としては、11.2兆円の税制措置を決めました。政調会の提案どおり、税外収入として、さらに日本たばこ株式会社の株を売って2兆円が積み上げられた場合には、増税の規模が11.2兆円から2兆円減ることになります。
そのようになることを強く望みますが、金庫番の党税調は保守主義の原則で、11.2兆円を前提に準備します。
後は、三党協議で、自公のご意見を取り入れながら、法律にしていくばかりです。
大きな仕事が一段落して、ホッとしました。
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。