シビックフォースとジャストギビング
大西健丞さんの主宰する公益社団法人Civic Forceシビックフォースが今、被災地で大活躍されています。
このブログでも紹介した「ジャストギビング」のシステムでシビックフォース応援の募金が約5億円集まったそうです。
震災直後から、シビックフォースは民間で最初に気仙沼に入り、2万人の被災民を助けるという大規模なオペレーションを行っていますから、お金はいくらあっても足りません。
ところが、「ジャストギビング」はインターネットでカード決済で寄付する仕組みです。カード決済が現金に変わるには2ヶ月間かかります。
つまり、早くても5月11日にならないと現金がシビックフォースには入りません。彼等は食料も復旧も住む場所の提供までしています。5月まで現金がないとたちまちオペレーションに困ります。
そこで、ジャストギビングは銀行にこの5億円を担保に、緊急に必要な2億円を貸してくれるよう銀行に頼んだそうですが、なかなか融資が難しいようでした。
それを聞いて私はすぐに全国銀行協会と金融庁に相談しました。金融業務的には、カード決済がほんとうにあるかどうかわからないので、これを担保にお金を貸すのは、今までの慣例では非常に難しいケースなのです。
私は、大震災の被災者救援のためという非常に公共的な目的のために、動いているのだから、どうか前向きに考えて欲しいと頭を下げました。そして声をかけた担当の皆さんの努力と検討のおかげで融資ができそうだとすぐに連絡がきました。役にたてて嬉しかったです。
シビックフォースもジャストギビングもこういう時の為に、こつこつと地味に努力されてきたNPOです。今後の被災地支援に欠かせない公益法人やNPOです。引き続きがんばって活躍して頂きたいと思います。