３月１１日金曜日の午後、議員会館で仕事をしていたら、すごい揺れを感じました。生まれて初めての大きな地震でした。東京では震度５。

　議員会館の部屋は９階なので、ずいぶんと長い間（に感じました）、大きくゆっくりビルが揺れ、船酔いのようになるほどです。

　部屋のテレビでは参議院決算委員会の模様でした。ただちに散会。その後、テレビのニュース映像に切り替え、あまりの津波の破壊力に息を飲みました。

　夕方、予定していた財務金融委員会も中止。夜は議員会館で待機し、党本部の災害対策担当、和歌山県東京事務所などと連絡を取り合いました。和歌山市内でも大津波警報が発令され、大勢の住民が避難されました。

　フライトが飛ばないこともあり、和歌山入りは土曜日の朝にしましたが、やはり羽田発のフライトは欠航。何とか新幹線で帰和。

　今日まで、スタッフと手分けして、避難地域の皆さんのところにお見舞いに回っていましたが、和歌山市内では津波による直接の被害はありませんでした。むしろ、支援物資を送りたいが、どうしようという相談が多かったです。

　その一方で、東日本大震災の被害状況は刻一刻と想像をはるかに超えるものとなっていきました。胸が詰まる思いで、報道を受け止めています。心からのお見舞いとお悔やみを申し上げます。

　世界史上でも、最大の部類に入るマグニチュード9.0の地震で、今後被害の広がりが判明するでしょうが、一人でも多くの方々の救出に政府、与野党ともに最善の努力を尽くします。また、復興には時間がかかるでしょうが、最大限の資源を投入していきます。

　明日、月曜日恒例の駅前街頭演説は中止。すぐに上京して、被災者の安否確認のお手伝いをいたします。和歌山市民で東北ご出身の方々にはご家族とご連絡の取れていない方が大勢おられます。

　政府関係者はベストを尽くされており、国会議員が勝手に動くと、かえって迷惑をかけます。今は、国家戦略室の出番もないので、後方支援に徹します。

　福島原発の問題も含め、国家の危機管理が問われています。政府与党の一員として最善を尽くします。これまでの関係者の皆さんのご尽力に敬意を表します。