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2010年12月15日

一芸に秀でることの意味

(山下泰裕東海大学教授と同僚の緒方林太郎代議士と共に)

「一芸に秀でる」ということの意味。

私は、柔道家の山下泰裕さんに教えてもらいました。

異業種の勉強会で知り合って、同年代の気安さからと「世界の山下」なのに、超きさくな山下さんのお人柄で、親しくさせていただいてます。

浪人中も選挙の応援に来てくれました。柔道家として道を極めた山下さんの価値判断はとても説得力のあるものです。

全日本の監督の時に、それまで国際試合で負けたらそこで引き上げていた選手たちに「自分が負けた相手を応援しろ。」と指導したそうです。

そこには、勝った場合には「負けてくれた相手がいたから勝てたんだ。有り難いと思おうよ。」という指導と同じ哲学があります。

それ以来、選手たちが勝ち負けにこだわらずに、「いい柔道」をするようになり、結果として日本チームが強くなったそうです。

また、北京オリンピックの前に、中国の男子柔道が弱かったので、彼のひきいるNPO法人「柔道教育ソリダリテイー」を中心に、日本に呼んで強化合宿をしたのは有名です。

http://www.npo-jks.jp/

「そんなことをして日本選手が中国選手に負けたらどうするんだ。」との批判に、山下さんは「それ以上に強くなれば良いでしょう。」と涼しい顔。

「反日感情の強い時に、中国選手を応援している日本人がいることが民間外交の強みなんです。」との山下さんは立派な外交官です。

元外務官僚で柔道三段の緒方林太郎代議士は福岡9区で昨年当選した同僚です(ちなみに私も柔道三段です、、、)。

ぜひ、山下さんにお会いしたいというので「柔道教育ソリダリテイー」に入会してもらった上で、 NPOの懇親会でご紹介しました。

この時は、「今の少年柔道は勝ち負けにこだわり過ぎですね。もっとおおらかに柔道をさせたいですね。」との発言が印象的でした。

山下泰裕さん、魅力的なリーダーです。

税制改正プロジェクトチーム最終回

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一芸に秀でることの意味PART2

2010年12月16日