昨日、上京。党の常任幹事会に出席。

　９月１４日の代表選の日程が決まりました。

　私は、政党の代表、しかも、今は総理大臣をコロコロ変えるべきではないと考えています。

　国内の権力闘争だけではなく、国際的な日本の信用という面も重要です。

　まだ、何も仕事をしない間に、評価を下すのは酷です。

　確かに、参議院選挙の敗北の責任問題はあります。しかし、この点は、再三述べていますが、菅総理の消費税発言だけで負けたのではなく、この１０ヶ月の民主党政権への国民の期待はずれ感によるものです。

　この責めは、国会議員全員で負わなければなりません。

　しかし、昨日の予算委員会では、菅総理は消費税に関して、「羹（あつもの）に懲りて膾（なます）を吹く。」の態度でした。

　ここは、ぶれずに、堂々と消費税の議論をしていただきたい。

　何年も続けて、３７兆円の税収で、９１兆円の支出をまかなうことは不可能です。この予算は、高橋是清蔵相もビックリの戦後最大の積極財政、景気対策だと割り切るしかありません。しかし、先進諸国はすでに、緊縮財政に舵を切っています。

　本来、消費税をあてるべき老人医療、介護、年金の国庫負担１７兆円の内、消費税は７兆円しかありません。こんな大事な支出を借金でまかない、孫や子どもに付け回しをしているのです。

　財政再建は、経済学ではありません。「道徳」の話なのです。これ以上、これから生まれてくる世代に負担を先送りするのは「倫理」にもとります。

　代表選では、消費税を争点に、大勢の候補が出馬し、論戦が盛り上がることを期待します。

　政権与党の自覚と責任感を共有する機会になれば幸いです。１期生の中で、同じ思いの同志と共に行動します。　

　　　　　　　　　　　　　私たちのために。
　　　　　　　　　　　　　私たちの子どもたちのために。　　
　　　　　　　　　　　　　私たちの大切な人のために・・・。
　　　　　　　　　　　　　信じられない政治に終止符を打つ。
　　　　　　　　　　　　　そして、信じられる政治を創るために。