2010年5月5日
ワシントンのコンセンサスPART2
ワシントンは午前7時。晴天。もう夏です。
今日は、朝8時からスタート。議事堂で一日中、日米国会議員会議。22年間も続いている伝統ある会議です。
私は、午前中の経済セッションでプレゼンテーションの予定。
昨日、民主党系の方々と会談。
伝わってきたメッセージは、「普天間問題で、米政府は鳩山内閣を追い込まない。5月末という期限には全くこだわらない。静観する。」というものでした。
ワシントンでは、普天間よりも、ニューヨークで開催されている「核拡散防止条約(NPT)再検討会議」の行くへの方が、はるかに重要な課題です。
イラン問題が深刻です。「国連の制裁決議が甘い場合、経済制裁は有志の国で行う。その際、同盟国の日本には期待している。」というのがワシントンのコンセンサス。
そうなると、イランからは最大の原油輸出先の日本の立場が苦しくなります。
イスラエルがイランに先制攻撃しても、支持すべきだという論調すら出ている米国。日本政府の立場が試されます。
この問題に、きちんと対応できないと、普天間の騒ぎではすみません。一方で、日本の国益を考えると、そう簡単に、イランに経済制裁すべきかどうか、悩ましいところです。
日本のメディアがこの問題を重要視して、カバーしていないことが残念です。
私たちのために。
私たちの子どもたちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。