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2009年11月14日

水害の影響調査

 今日は、朝から、和歌山市内の水害の調査で各地を訪れました。

 自治会長さんを中心に、被害に遭われた皆さんに集まっていただいたり、戸別に訪問したりして、お話を聞きました。

 「観測史上最大の雨量なので、しかたがないね。」という反応と、水を排出するポンプの作動が遅かったのではないか、機械が故障して作動しなかったのではないか、という市当局の動きに対する批判的な反応と、様々でした。

 ただ、天気予報から大雨が予想されたにもかかわらず、市当局の危機管理が甘かったのではないかというのは市民の皆さんの共通の思いだったようです。

 地域ごとに、県会議員や市議会議員の皆さんと一緒に行きましたので、市当局の問題は早速に調査して、報告することになりました。

 私なりに総括すると、昔は畑や田んぼで自然に水を吸収していたところが住宅街になってしまい、それなのに水路や下水道が拡張されなかったことが原因であることも浮かび上がってきました。

 海抜ゼロメートル地帯で台風が来ると、水につかる頻度の多い地域でありながら、予算の問題等から改善がなされていない所があることもわかりました。

 被害後、2,3日経っていますので、濡れた畳の処理など粗大ごみの対応はある程度スムーズに行われていました。これは市当局と自治会長さん達との連携プレーでうまくいったようです。

 和歌山市では床上浸水の場合で5000円の見舞金が支給されることが過去の慣例だそうです。

 財政危機の和歌山市の状況をよく知る自治会長さんたちに聞くと、5000円では畳を替える足しにもならないけれど、まあ仕方がないとのことでした。

 地球温暖化の影響で、このようなゲリラ豪雨による被害は増えていくでしょうから、抜本的な水害対策の必要性を痛感しました。

 来週、国会に戻りしだいすぐに、国土交通省の災害担当の部署に連絡して、研究を開始します。

             私たちのために。
             私たちの子どもたちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

11月11日の豪雨に伴う被害について

2009年11月12日

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2009年11月16日