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2009年4月3日

G20首脳会合(金融サミット)の評価


 (今日の午後、辻立ちをした和歌山城の一の橋の景色です。大勢の方にごあいさつができました。ありがとうございました!)

 麻生総理も出席したG20の金融サミットが終わりました。当然のことですが、各国の利害が激しく対立しました。

 表面上は、2010年の世界経済成長率を2%にすること、IMFの資金基盤を三倍にすることなども合意されました。保護貿易と通貨の切り下げ競争も抑制されることになっています。

 しかし、保護主義の定義は国ごとに違っていますし、1900万人の雇用創出という数値目標は途上国の反対で、打ち出せませんでした。

 また、財政政策に関しては、真っ二つに割れました。

 アメリカはGDP比で2%の財政出動を首脳宣言に盛り込むよう主張しました。それに対して、ヨーロッパはマーストリヒト条約が財政赤字の上限をGDP比3%と決めていることから、これ以上の財政出動には反対の立場です。

 日本や中国は前向きでしたが、盟友のイギリスまでが反対だったこともあり、GDP比の数値目標はできませんでした。

 アメリカは方針を転換、個別に各国の財政出動額の明記を求めましたが、結局妥協の末、総額5兆ドル(500兆円)のみの発表となりました。しかも、新規の支出ではなくてもカウントされることになりました。

 金融危機の影響を受けた「新興国」を助けるためには、IMFの資本を増強する必要があります。その際、出資に応ずる国は中国などの、これまた「新興国」です。そうなると、ヨーロッパなどこれまでの先進国の発言権が減りますので、反対する先進国も多いのです。

 新規出資が無理なら、日本の1000億ドル、ヨーロッパの750億ドルの貸し付けなどで対応することになるでしょう。

 金融監督に関しては、前回の会合の延長線上で、ヘッジファンドを登録制にすることと格付け会社を監督することでは一致しました。

 今回の会合の結果、アメリカの地位の相対的な低下、一方で、ヨーロッパ各国のしたたかさが明らかになりました。そして、中国のプレゼンスの拡大と日本の存在感の希薄化もさらに進みました。

 しかし、これまでの財政出動の金額や、IMFへの貢献など国際金融面でのトータルのステータスでは、まだ、日本の方が勝っているはずなので、日本政府の外交に欠陥があるとしか思えません。残念!無念!

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

日銀短観調査にだまされるな!

2009年4月1日

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この週末は、桜、桜、桜でした!

2009年4月5日