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2009年2月3日

中央大学大学院合宿講義


  (2008年度公共政策研究科岸本周平ゼミの諸君と一緒に!) 

 中央大学の大学院公共政策研究科の講義も4年目になりました。今回も、集中講義の一環で、毎年恒例の合宿ゼミに行ってきました。「高尾の森わくわくビレッジ」にての合宿で、朝9時から晩10時まで学生たちと議論をします。

 あらかじめ、課題図書を読ませておいて、概要とコメントをレポートさせます。そして学生たちの発表をベースに、自分たちでディスカッションしてもらい、先生の周平は時々、議論の方向性を直したり、解説を加えます。このやり方は、プリンストン大学以来の方式です。日本でも大学院ではこのやり方が主流ですが、アメリカでは学部でもこの方式が普通です。

 1年目は英語の原書も選べるように課題図書を指定しましたが、先生の方が原書で読んでる時間がなく、今年は参考図書を含め新書などを7冊選びました。

 榊原英資「間違いだらけの経済政策」日経プレミアシリーズ 2008.11
 水野和夫「金融大崩壊」NHK出版生活人新書 2008.12
 金子勝 「閉塞経済」ちくま新書 2008.7
 高橋洋一「日本は財政危機ではない」講談社 2008.10
 湯浅誠 「反貧困」岩波新書 2008.4
 阿部彩 「子供の貧困」岩波新書 2008.11
 岩田正美「現代の貧困」ちくま新書 2007.5

 新古典派の主流派経済学をベースに議論する高橋さん、それを真っ向から批判する「異端の」金子さんとの論争に加え、榊原、水野両氏の歴史的な視点とミクロ的な政策論からの主流派批判は、今や経済論壇の定番です。

 学生たちに、その論争を自分たちで経験してもらうのが講義のねらいです。

 今は、新書ブームで、膨大な数の新書が本屋の棚をかざっています。それぞれの分野の専門家がエッセンスをわかり易く書いていますので、新書と言っても馬鹿にはできません。ていねいに読めば、勉強になる本が多いですよ。集英社新書の「中年英語組」もよろしく(笑)。

 学生たちとのアカデミックな議論は、疲れましたが楽しいものでした。
 
 なお、来年は英語の原書講読に挑戦します、、、(苦笑)。

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

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