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Blog活動ブログ

2008年11月11日

民主党が政権交代したら、官僚機構を使いこなせるのか?

 官僚主導の今の政治を変えるには、政権交代しかないというのが、私の主張です。支持者の方から、「それでも、民主党政権が官僚の手のひらで踊らされない保障はあるんですか?」と聞かれました。

 それこそが、自民党政治との違いなのです。50年を越える、ほぼ一貫した政権の維持の結果、官僚機構と自民党の貸し借りの関係が積み重なりました。その意味で、官僚の人事を政治家がほとんどコントロールできないのです。

 最近、官僚の人事に介入した大臣は田中外務大臣と小池防衛大臣という二人の女性だけだと言っても過言ではありませんね。やはり女性パワーはすごい!

 しかし、恣意的に、人事に介入することは建設的ではありません。民主党が政権を取れば、まず局長以上の幹部官僚には辞表を出してもらいます。

 その上で、これまで民主党の政策ブレーンであった学界、民間シンクタンクや経済界、そして若手の改革派官僚から抜擢人事を行います。

 そこで、この任命を受けた人々はリスクを取ることになります。つまり、将来にわたって民主党と運命を共にすることを選択するのです。

 特に、官僚の皆さんは政権が再び変わった場合には行く場所がありません。

 そうなって初めて、政党系のシンクタンクが活性化されます。数年間は、そこで研究を続けて、政権交代の時を待ちます。

 これまでは、志のある学者や改革派官僚は自民党であれ、民主党であれ、自分の政策を実現するためにいろいろな勉強会で政策提言を行います。

 私自身がそうでした。

 官僚として自民党の国会議員に知恵を貸すと共に、民主党のマニフェストの案も書きました。おそらく、私が官僚のままでいたなら、民主党政権で抜擢人事の対象になったかもしれません。

 残念ながら(笑)、自ら政治家を志しましたので、それはありませんが、、、。

 ある意味で、政治的任用(官僚の人事権を政治家が持って、年功序列をくずすこと)を官僚機構に持ち込むことが民主党の新鮮さなのです。

 私もその仲間の一人ですが、「脱藩官僚」のほとんどが民主党政権で局長級に抜擢されることになるでしょう。

 官僚機構のシステムが変わる。それが政権交代。

 乞うご期待です!

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

シニアパワー恐るべし!

2008年11月8日

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吐く息が白い朝

2008年11月13日