民主党大会での稲盛和夫さんのスピーチ
(民主党臨時党大会でスピーチする稲盛和夫さん。撮影:岸本周平)
またもや番外編です。民主党の臨時党大会に稲盛和夫京セラ名誉会長が来られたことは、前のブログで書きました。
稲盛さんのスピーチが素晴らしかったのです。会場を大爆笑の渦に巻き込むやら、感動を与えるやら、さすがに2社で年商5兆円の会社を創業した方ですね。
稲盛さん曰く、「私は2大政党による政権交代論者です。だから、今は民主党を応援しています。民主党が政権を取って、政策を間違えれば、また自民党に戻せば良いのです。」とキッパリ。
その後、「民主党の皆さんにお願いが二つあります。」と。
まず、その1、「民主党の政策には財源の裏づけがないと批判されています。でも、財源があれば同じことを自民党政権が実行していたはずです。私が京セラを立ち上げた時、財源なんかありませんでした。強い思いだけでスタートすれば、財源は後から付いてきます。」
そして、その2、「若い候補者の皆さんは、強い自民党のベテラン政治家と戦っていると思います。ですから、街頭演説では次のように言ってください。」
「私は、対戦相手に比べて、年齢も経験も全く及びません。しかし、政権交代をするには数が必要なんです。私は数の内なんです。当選させていただければ、努力をして、立派な政治家になりますので、とりあえず、票を入れてください!」
会場は大爆笑でした。でも、この二つは、ある意味ではポイントを突いています。稲盛和夫さん、恐るべし!
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。