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2008年8月27日

民主党大阪府自治体議員団研修


 (民主党の大阪府自治体議員団に説明をする伊藤静美理事@麦の郷)

 民主党の大阪府自治体議員団が、今日、「麦の郷」の共同作業所を視察。昨日から、年に1回の研修会を和歌山市内で開催していていただいてます。そのプログラムの中での施設訪問です。

 その前には、「麦の郷」がモデルになった映画「ふるさとをください」を見ていただきました。私は和歌山県連の副代表の立場で一緒に参加しました。

 精神障害者が地域で働き、生活していくために、「ほっとけやん!」(放置しておく事ができない、という和歌山弁。)の精神で、伊藤さんたちが始めた活動を映画にしたのが「ふるさとをください」です。

 このブログでも何度か紹介しました。今では、全国的に有名になっていますし、海外でも上映されています。

http://blog.goo.ne.jp/shu0712/e/7e1ea4a06b6ed4dd0e2b797b41c55377

麦の郷HP:http://www7.ocn.ne.jp/~ichibaku/

 和歌山市内では、ジストシネマで、再び上映しますので、ぜひ見ていただきたいです。重いテーマを扱いながら、ジェームス三木さんの脚本が「明るさ」を持ってるんですね。そのことに、伊藤さんも誇りを持っておられました。

 今日は、施設見学の前に、伊藤さんのお話と、麦の郷の利用者さんで結婚をした10組を代表して、4人の方がスピーチ。ご夫婦一組と利用者の中でもリーダーになった方々からの説明がありました。

 いわゆる精神障害のある多くの方が、今でも、精神病院に死ぬまで入院しなければならない実態もお話いただきました。そのような状況から、たまたま、「麦の郷」という受け皿があって、働く場所と住む所があったために結婚もできて幸福になった皆さんです。

 でも、そうでない多くの患者さんがいることも事実です。重い現実。行政が、今でも何もしていないので、民間で「ほっとけやん」と頑張っています。

 私は、何度も同じ話を聞き、施設にも何度も伺ってますが、やっぱり、伊藤さんのお話を聞くと、今日も涙ぐんでしまいました。

 議員団からの「病気が治ってここで働ける皆さんは幸福ですね。」という質問。

 伊藤さんはニッコリ笑って答えておられました。
「精神病院から出て、ここで働いているんで、治ったんです。」
「夫婦になって、二人やから一緒に治せるんですよ。」

 人権の問題なんです。自分の力の無さが情けないです。

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

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