犬も歩けば英語にあたる
前にもこのブログに登場した「坂之上洋子」さんは不思議な人です。ニックネームは「よーこさん」。「犬も歩けば渋谷にあたる。」という人気ブログのブロガー。アメリカの大学でデザインを学び、インテリアデザイナーとしてアメリカの賞を総ナメ。アメリカの有名建築事務所で、バリバリ活躍していたのに、突然、ITの新興企業の副社長に、、、。世界中で暮らしてきて、今は、東京在住。
まあ、だまされたと思って、「犬も歩けば渋谷にあたる。」を読んでください。
http://blog.sakanoue.com/
で、朝日新聞社のメルマガに連載していたエッセーをまとめたのがこの本です。英治出版、2003年5月、1000円+税。
かくいう私も、拙著「中年英語組」(集英社新書)が、「英語ベストセラー本」の仲間入りしてまして、英語本の著者なんです。これは宣伝です。すんません。
「英語ベストセラー本の研究」、晴山陽一、幻冬舎新書、2008年、pp80−81参照。
さすがに、10年以上、アメリカに住んだ坂之上さんの英語力は、3年間の私とは段違い。引用されている英語の肌触りが「ネイティブ」なんですよね。たとえば、「Give me a break.」(信じられないーっ。)といった具合。しかも、友人の歌手の恋愛物語、ご主人のやさしさ、お母さんを看病した時のお話。
泣けるんですよ。英語も上達しますけど、何度も泣けました。泣ける英語本ベスト1です。しかも、くどいですけど、例文が「ネイティブ」なんです。さらにウリは、アメリカと日本の文化の違いがよくわかることです。
私の唯一の自慢は、「犬も歩けば」のネタと「中年英語」のネタとがいくつか重なっているってこと。皆さん、ぜひ、両方読んでみてください。
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。