21世紀文明構想フォーラム
(21世紀文明構想フォーラムのメンバーと記念撮影@講談社会議室)
昨日は、民主党本部に行ってきました。衆議院和歌山第3区の候補者公募の件で、打ち合わせのためです。地元での記者会見は藤本まり子県連代表が昨日行いました。その報告と詳細のすり合わせをしてきました。3区の公募で候補者が決まれば、1,2,3と和歌山全県で候補者がそろいます。政権交代のためには絶対に必要な布陣です。大勢の方の応募を期待しています。
夕方から、写真のメンバーでの勉強会に参加。場所は今回から講談社の会議室をお借りすることになりました。座長は経済評論家の波頭亮さん。そのほか、精神科医の和田秀樹さん、楽天証券の山崎元さん、モバゲーのDeNA代表南場智子さん、建築家の団紀彦さんなどなど多士済々です。脳学者の茂木健一郎さんはお休みでした。
昨日は波頭さんが「下降社会で起きること」と題して、高齢化人口減少社会に進んでいく中で、国民生活の豊かさを維持するためには、福祉の拡充と産業の生産性向上が不可欠であるとの講演をしてくれました。
各種の指標を示して、説得力のある議論をしてくれましたが、私が一番ショックだったのは、「世界のGDPに占める日本の割合が、1985年10%、95年がピークで18%、直近2006年は9%」という数字でした。1985年は私が大蔵省に入った年です。私の人生は、世界経済の中で日本がプレゼンスを増す過程で働き始め、10年選手になった時からピークアウトして元に戻った状況が今です。私一人ではどうにもならないとは言え、政策のプロとしては、日本経済にあまり貢献できなかったことになります。
これまでの道路利権を中心とする巨大公共事業による生産性の低い産業保護政策を止め、医療や福祉の予算水準を上げなければなりません。そして、知識集約型の付加価値の高い産業を振興するため、すべての面で教育投資を徹底する必要があります。「一般財源化」が急がれるゆえんです。
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。