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2008年4月15日

内閣支持率

 昨日のNHKと今朝の読売新聞の世論調査では、福田内閣の支持率はまたもや下がっています。支持率はNHKで前回38%から35%へ3%ダウン、読売では同じく33.9%から30.0%へ約4%ダウン。不支持率はそれぞれ、48%から55%、54.4%から58.4%へと大きく上昇。もはや政権末期の様相を呈しています。

 政党支持率は、NHKで自民党30.2%(マイナス1.6%)、民主党17.3%(マイナス5.1%)。読売で、同30.6%(マイナス2.5%)、17.4%(マイナス0.2%)となっています。NHKの調査では民主党支持率の低下分5%ポイントはそのまま、無党派層への支持率の上昇に跳ね返り無党派支持が37.2%と最大です。

 つまり、福田内閣の失政などによる現政権への失望を、二大政党と言いながら、民主党が受け止めきれていません。「福田政権もだめやけど、民主党もあかんわ。」というのが一般的な国民の受け止め方でしょう。

 私も、落選中の身の上ながら、民主党の一員なので、大反省をしています。世論調査に一喜一憂する必要もありませんし、ポピュリズムに走ってはいけません。しかし、一連の日銀総裁任命問題についての国民の民主党批判やきちんとした対案が出せていないことなど素直に反省して、次の一手に反映させるべきです。

 道路特定財源の「一般財源化」という果実を取って、暫定税率分の節約や予算執行の適正化でこれまでの道路の事業量確保の方策を与野党で研究。その上で、天下りの廃止や道路利権の廃絶の道筋をつけて、民主党のマニフェストである「高速道路無料化」の是非を堂々と国会の場で議論していただきたいものです。

 ネジレ国会だから、物事が決まらないという言い訳はもうけっこうです。ねじれているからこそ、与野党とも歯を食いしばって、正論を実現できるように努力するべきです。

 このままでは、政党の支持率が下がって、無党派層が増えるだけです。それはポピュリズムの政治につながりかねない危険な道です。政党の真価が問われるのです。北川正恭教授の「マニフェスト」選挙とは逆の方向に行かないように頑張ります。

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。


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