叙勲のお祝い
叙勲のお祝いは、政治家の事務所にとってはたいせつなものの一つです。支援者やそのご家族が褒章や勲章をもらわれるということは本当にうれしいことです。発表前に情報を入手して、祝電を打ちます。もっとも、今、祝電もレタックスもすごく高いので、うちのようなお金のない事務所は、カードを作って出します。
支援者の方には、直接お電話もします。よく知っている方々が勲章をもらわれて、一緒に喜び合えるというのは有難いものです。東京にいる時には、関係の業界の方々が勲章をもらうお手伝いをしていましたが、もうひとつ有り難味がわかりませんでした。「大会社の会長さんがなんでそんなに勲章を欲しがるんだろうかな?」と思うこともありました。
しかし、地方で保護司を30年間黙々とやってきた人が勲章をもらって、素直に喜んでおられる様子を拝見すると、やはり勲章というものは必要なんだなと思います。誰にも知られず、地道に社会に奉仕してきたことへの褒章や勲章には意味があると思います。
この春、褒章や勲章をもらわれた皆さんに心から「おめでとうございます。」と申し上げます。
なお、私の事務所の中で、「叙勲の情報を事前に知っていること」をブログで流していいのかどうかという議論をしました。確かに、一般の市民の方からすると「なんで、知ってんの?」という違和感があるかもしれません。一方で、褒章や勲章のようなお祝い事の情報は事前に流れるのも常識的な世界があります。もらわれるご本人はかなり前から「内定」ということでご存知です。そのことも含めて、このブログを書くことを決定しました。ご批判があればコメントをお寄せください。
気楽に見えるかもしれませんが、岸本周平事務所はけっこうまじめに議論をしています。最後まで、反対の意見があり、私も迷ったことを付け加えます。政治の現実を本音で語りたいというのがこのブログの目的でもあります。今回はそちらを優先しました。蛇足ですが、うちの事務所は1円以上の出費はすべて領収書を保存しており、法律が改正されれば公表する準備はできています。