貴志川線クリーンプロジェクト
今日は、朝から掃除の日です。まず、月に一回の和歌山城の隣にある「岡公園」の清掃です。いつもは、午前6時から約1時間コース。夜中に降った雨も上がっていたので、一応集合時間に行ってみました。やはり中止のようです。雨の早朝の公園はとても静かでいつもと違う景色を見ました。 一人のご年配の女性が遠方から来られました。二人で10分くらい待って、解散しました。
そして、10時15分からは貴志川線の「甘露寺前駅」の清掃です。NPO法人のコミュニティーわかやま主催のイベントです。私の後援会の幹部のお一人がこのNPOの創設メンバーで、お誘いをいただいたしだいです。堀さん、有難うございました。
貴志川線は赤字のローカル路線で、一昨年廃止の予定だったものです。それが、岡山県の電鉄会社に譲渡されて、和歌山電鉄貴志川線として存続することになりました。 具体的には、敷地、線路部分(底地)を約2億円余で和歌山県が買い取り、 建物や車両の上部を南海電鉄が、岡電に無償譲渡したそうです。今では、「いちご電車」や猫のタマが駅長をしているというので、全国版でも有名になりました。
地元の人たちも、何とかこの路線を続けようということで、存続の運動を起したのです。今も、ボランティアの皆さんが貴志川線を盛り上げる活動をされています。今日の清掃ボランティアも「貴志川線の未来をつくる会」の皆さんが一緒に参加してくれました。
約1時間ほど、甘露寺前駅の周囲を草むしりをして、ゴミを拾い集めました。途中で、太陽が顔を出した瞬間もあったのですが、小雨まじりの寒いコンディションでした。それでも、30人以上の参加者で、あっという間にきれいになりました。線路の周りは、電車が行き来しますので、慣れている「貴志川線の未来をつくる会」の皆さんが主体です。私は初参加でしたし、線路とは離れたところで、ひたすら黙々と草刈をしていました。草を刈った後の「結果が目に見える達成感」に酔いしれていました。
貴志川線に乗ったのは、中学生以来です。お池遊園というボート遊びのできる小さな公園に出かけました。弁論部の送別会かなんかだったと記憶しています。しかも、その時、ボートから落ちて、池にはまり、大騒ぎになりました。ボート小屋の好意で着替えを借りて、家に帰りました。情けない思い出と、その時の親切なおばさんの暖かさが身に沁みる不思議な体験でした。今でも、あの時のおばさんいるかしら?
みんなで、貴志川線に乗りましょう!そうすれば10年で黒字に転換の予定が早まるかもしれません。