和歌山県知事 岸本周平 official website

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2006年12月6日

お詫び行脚パート2


 お詫び行脚が続いています。民主党が候補者を出せなかったことへの失望と怒りの声をお聞きしながら、本当に自分の力不足を痛感して、残念でなりません。また、私本人の不出馬に関する落胆とその裏腹にあった期待感の大きさにとまどっています。和歌山市内でも、まだ知名度がなく、訪ねたお家で、「岸本さん?ああ、お父さんの光造さん(二区の元自民党代議士)には世話になったわ!頑張ってや!」と言われている現状とのギャップが理解できません。ただ駅前で演説している「岸本周平」という虚像が大きくなってしまったのでしょうか。

 今回は、本当に勉強になりました。国政において政権交代を目指すという初心を貫く私の信条は守れましたが、応援してくださる皆さんの夢や期待に添えなかったという事実は残りました。前回のブログでも書きましたが、政治家は支援してくださる方々の思いも含めて出処進退を決めなければならないという当たり前のことが初めて腑に落ちました。

 そんな中で、昨日の夜、東京にいる高校同期の同窓会がありましたので、「お詫び行脚」に行ってきました。私も去年までそうでしたが、東京に出てきている分だけ、より強く和歌山を意識してしまうのです。彼らにも、落胆をさせてしまいました。最後は、同級生のよしみで、励ましてもらえました。この場を借りてお礼を言います。みんな!ありがとうね。

 会場は、同級生の一人が経営している渋谷の「ガシラ」というお店です。オーナー割引付きで、夜遅くまで楽しくやりました。恒例ですが、当時の体育の先生で柔道家の本村清人先生(元文部科学省体育官、現東京女子体育大学教授)をお招きしての忘年会でした。

 東京のビジネスホテルで一泊し、今朝は慶応大学の島田晴雄先生主催の勉強会で、福井俊彦日銀総裁のお話を聞いてきました。福井総裁とは、彼が日銀を辞めて富士通総研の理事長をされている頃に知遇をいただきました。一緒にアジア各国の経済危機後の経済を調査するミッションに参加し、以来、親しくご指導をいただいています。財務省を辞めてトヨタ自動車に入社する際もご相談に行きました。

 同じテーブルで朝食をいただき、「どうしてるか心配してたよ。」と福井総裁から励ましのお言葉をいただきました。「日本経済の現状と展望」と題したスピーチは日銀の調査マンが作った原稿を自分の言葉に置き換えられて、分かりやすく、かつインパクトの強いものでした。大きな知的刺激をいただきました。

 その後、羽田空港に直行し、関西空港経由で和歌山へ。午後一杯お詫び行脚をし、夕方、「お詫びミニ集会」を1件させてもらいました。もはや、後ろを振り向いている暇はありません。失敗は失敗として謙虚に受け止め、次への挑戦にすべてを賭けます。最近、心臓に毛が生えてきたような気がします、、、。頭の方にも少し欲しいですね。

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