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2006年10月12日

加太のミニ集会


 今日は漁師町の加太で、おばあちゃん達10人のミニ集会に行ってきました。特別に集まってもらったわけではなく、私の支援者の岸田綾子さんのお宅に、ご近所のおばあちゃん達が毎週木曜日の午後、三々五々集まって来られるのです。皆さん一人暮らしなので、連絡なく欠席した人がいれば、どうしたことかと見に行くそうです。生活の知恵ですね。

 83歳の方もおられ、「周平さんの次の選挙まで、わたし、生きておるやろうか、、、?」と言われるます。「おばあちゃん、来年の参議院選挙で民主党が勝てば、すぐに選挙やで。負けても、3年先や。絶対生きてるがな!長生きしてや!」と大笑いでした。

 加太地区は世帯数が約千5百程度で、人口が4千人弱の過疎の地区です。おばあちゃん達に言わせると、「加太は年寄りと空き家の町や。」ということになります。唯一あったスーパーマーケットが数年前に店を閉じてからは、古くからある八百屋さんと酒屋さんなどで、食材を調達するしかありません。「車のない年寄りには住みにくい町やで。」

 小学校も、1学年1クラスで、人数も30人を切るそうです。加太は和歌山市内から、車で15分も走れば行けるところで、海水浴場として、とても有名な場所です。和歌山の旧市街地も、同様に過疎化が進んでおり、子どもの数は同じようなものです。それでも、スーパーマーケットは沢山ありますので、生活には困りません。午後8時を過ぎれば、お惣菜は5割引ですしね。「スーパーがないと高いものを買わないかんのや。」とおばあちゃん達が愚痴をこぼしていました。

 なかなか、具体的な解決策は見つからないのですが、このような状況を改善していかないと、高齢化していく地方都市を住みやすくすることはできません。まだまだ私の勉強すべきことは多いです。

 最後に、おばあちゃん達全員と握手をして、「頼むで!長生きしてや!」と祈るような気持ちで岸田さんちから帰りました。

日本自閉症協会和歌山県支部

2006年10月11日

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2006年10月13日