2006年8月5日
セルジオ越後氏講演会モデレーター
今日は、私がモデレーターをさせていただいている「LINKS和歌山」の研究会に、サッカー解説者のセルジオ越後氏にお越しいただき、200名に上る参加者でいっぱいの会場で、ご講演いただきました。
会場には、いつものように経営者の方々にとどまらず、「和歌山からJリーグをつくる会」のメンバーや、和歌山北高校のサッカー部の皆さんも詰めかけてくださり、いつもとは少し違った雰囲気です。
講演でセルジオさんは、「一人が一つのスポーツしかしないという日本のスポーツ文化は独特のものである。試合を通じて成長していくものであるのに、補欠になるとスタンドで応援して、試合を経験することはない。これでは、個人種目以外、日本は世界に通用しない。」と述べられました。
私も、会場のみなさんに代わり、4年後のワールドカップについてたずねると、「日本が独自の縦割りのスポーツ文化を続けている限り、世界レベルでは勝てない。」とお答えになりました。
会場から、「和歌山にもJリーグチームがつくれますか?」との質問が出ると、「地域の人がお金を出し合い、サッカーが好きな人はサッカーだけ、野球が好きな人は野球だけという考え方をなくし、種目別ではなく、和歌山という地域を応援するという思いになれば、どんなところでもできます。それが、クラブであり、外国では当たり前なのです。」とお答えになりました。
その辺りについては、私はずいぶん前から、セルジオさんにご教示いただいていました。なんとか、和歌山の皆さんにも、地元を愛し、スポーツの種目の垣根を越えて、和歌山のスポーツ文化を育てていってもらうため、私も一緒に頑張っていこうと思いました。