2016年5月21日
加太春日神社のえび祭り
今日は、加太春日神社の「えび祭り」に参加。お神輿を担がせてもらいました。
このお祭りは慶長2年(1597年)ごろ、伊勢エビの豊漁祈願のために始まったとされています。
和歌山は、全国有数のイセエビの産地で、加太でもかつて多く水揚げされていました。
しかし、エビ漁の衰退にともなって一度断絶したのち、約30年前に復活し、今では2年に1回開かれています。
町内ごとに出し物があり、今年は20年ぶりに「鬼舞」が復活。
獅子舞や、重さ1トンもある大神輿、薙刀振りや天狗などの渡御行列が海沿いの道約3キロを歩きました。
獅子舞は加太の町内それぞれが伝統の技を引き継いでいます。
仲丁の獅子舞は、やぐらの上でアクロバティックな演技を行います。
練習は、砂浜にやぐらを組んでします。命綱はつけていませんから、落ちたら大けがです。
若者たちが、このような伝統を必死でつないでいく姿勢に感動しました。
今日の最高気温は28.7度。熱中症の予防にと神輿の担ぎ手は、お酒とビールをしっかりいただいてからの出発です。
神社をスタートした段階で、ものすごい盛り上がり。
もっとも、目的地の加太漁港に着いた頃には、いささかバテ気味に。
担ぎ手は加太の若者だけでは足りないので、加太沿線や和歌山市内から集まってきてくれます。
和歌山の地域パワーはすごいです。