我が国の立憲主義と民主政治を守るために民主党の取るべき道
本日夕刻、岡田克也代表に面会。
当選3期生以下の若手有志を代表して、民主党を解党し、自民党に代わり得る新たな政党の樹立に向けて取り組んでいただくよう要請してきました。
野党再編の受け皿になるためにも、民主党が自ら解党して出直すことが、この国の立憲主義と成熟した民主主義を守るために必要だと考えます。
健全な二大政党政治を実現しなければ、政治家をやっている意味がありません。
以下、岡田代表に渡した趣意書を掲載します。
「今回、憲法違反であることが明白であり、国民の過半数が反対している安保法案の成立を阻止することができないことは、ひとえに国民の信頼を失って一強他弱の国会状況を作ってしまった民主党の野党第1党としての力不足にあり、その歴史的な責任は重い。
この国にとっての大きな不幸は、多くの国民が安倍政権への不安や不満を持ちながらもその思いを託しうる政党が存在しないこと、「まだ自民党政権の方がその前の政権よりもまし」と思わざるを得ない政治状況にあることであり、自民党・安倍政権の存在を許しているのは民主党のせいであるという皮肉な状況にある。このまま安倍・自民党政権の存続を許せば、我が国の立憲政治や民主政治が根幹から覆され、歴史の大きな汚点を残すことに民主党自体が加担したことになりかねない。
このような状況にかんがみて、今一度、現実的な政策の選択肢を示し、国民が政権を託しうる二大政党政治を取り戻し、緊張感のある国政運営を行うためにも、民主党自らが解党し、もう一度自民党に代わりうる政党を一から作り直すための道を模索することが、この国の立憲主義と成熟した民主主義を守るただ一つの方策である。
党執行部におかれては、永田町の論理だけでなく、世の中に満ち溢れた声にならざる国民の声に耳を傾けていただき、自らの歴史的役割は何かを見つめ直し、ここに記す私たちの意を汲んでいただき、すみやかに解党を決断し、自民党に代わる新たな政党の樹立に向けた取り組みをお願いしたい。」
TBSのニュースで報道されました。