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2015年7月10日

日韓・韓日議員連盟合同総会

(韓日議員連盟スー・チャンオン会長のスピーチ)

 第38回の日韓・韓日議員連盟合同総会が東京で開催されました。

 毎年1回、東京、ソウル持ち回りで総会が開かれており、今年は東京の順番です。

 私は、超党派の日韓議員連盟事務局長代理として、総会のみならず運営委員会などにも参加し、いろんな場面でソウルにも飛んで、韓国の国会議員の皆さんと友好関係を築いてきました。

 日韓関係は、しばらく首脳会談が開けないくらい悪化した状態が続いていますが、こういう時こそ、議員交流の意味があります。

 38回目ということは、38年間続いているということです。

 さまざまな障害を乗越えて、議員交流によって政府間の足らざるところを補ってきました。

 今回の共同声明でも、「日韓首脳会談が両国関係の発展に寄与するよう、早期開催の環境作りに最大限の努力をしていくこと」に合意しました。

 また、「日韓間の過去の歴史問題の象徴的な懸案である慰安婦問題において、当事者達の名誉回復と心の痛みを癒すことが出来るような措置を早急に講じるように共に努力」し、「河野談話、村山談話の精神にふさわしい行動をとること」にしました。

(女性委員会の模様。)

 合同総会では、これまでも、「安保外交」や「社会文化」など5つの分科委員会に分かれて親しく意見交換をしてきましたが、昨年から「女性委員会」も設置されました。

 私は、「法的地位委員会」に加え、「女性委員会」にも所属し、女性の社会参加活性化のための日韓の協力方策についての審議に参加しました。

 韓国側はナ・キョンウン女性委員長。日本側は野田聖子女性委員長です。

 韓国では、比例候補の半分を女性にするクォーター制度が実施されています。そのため、国会議員における女性比率が日本の倍近いとのこと。

 男性議員も歓迎される委員会ですが、日韓の女性議員のパワーに圧倒されて終わってしまいました。

 来年はソウルで行われる第39回の合同総会までに、日韓親善が進んでいるように努力したいと思います。

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2015年7月6日

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2015年7月12日