災害対策特別委員会質問PART2
昨日の質問の概要をブログに載せました。主に、事前準備した草稿を基にしましたが、それ以外にアドリブの質問もしましたので、付け加えます。
実は、ライフラインの復旧の際に、県下の社会福祉施設の内、41箇所が床上浸水の被害にあいました。
特に、特別養護老人ホームの古座川園の被害が大きく、マスコミでも大きく取り上げられました。
木曜日の夕方、私の携帯電話に、和歌山のボランティア団体「にんにこ被災者支援ネットワーク」の小沢さんから電話が入りました。
「にんにこ」は東日本大震災の被災地のための活動をしている団体です。彼らが、石巻で知り合った医療ボランティアの「てんとーむし団」というグループから、小沢さんに、連絡があったというのです。
「石巻の医療ボランティアでつちかった技と経験を台風12号の被害を受けた地域で生かしたい。」とのお申し出があったのです。
そこで、知り合いの国会議員である私に、どうしたら良いかとの問い合わせが。
さっそく、和歌山県の防災課、NPO県民活動推進室、県民生活課などに連絡をしました。さらに、「てんとーむし」が、石巻では、自衛隊と一緒に、重傷者の搬送も行っていたとのことで、自衛隊和歌山地方協力本部にも連絡しました。
「にんにこ」と「てんとーむし団」それぞれにスピーディ―に動き、各施設や田辺市などとも連携して、支援の輪をあっという間に、広げてくれました。
おかげさまで、NPOが大きく育っているな!ということを実感させていただきました。
残念なことでしたが、いくつかの県の外郭団体などは、お声をおかけしたところ、「今回は、自分たちで対応するので、県外のボランティアはけっこうです。」とのお返事がくるまでに二日かかりました。
すでに、現場ではアクションが始まっていましたので、ご丁重にその旨を申し上げておきました。
東日本大震災の時も、最初の頃、NPOとの共同作業に慣れていない団体は、同じような対応だったと聞いています。
その意味では、和歌山県庁と自衛隊はさすがに、動きが良かったです。しかし、不慣れな団体を責めるのではなく、今後の、和歌山でのNPO活動のスタートだと思って、一緒に歩んで行きたいですね。
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。