「はやぶさ」カプセル内に微粒子発見!!
今週は、税制改正プロジェクトチームと地球温暖化対策税の関係で、分刻みの忙しさ。ブログの更新もままなりませんでした。読者の皆さんには申し訳ありません。
そんな中で、「はやぶさ」カプセル内に微粒子があったニュース。心がほのぼのとしましたね。
小惑星探査機「はやぶさ」の物語は、宇宙議員連盟事務局長の私のみならず、どなたも感動したストーリーです。
今年の6月、7年ぶりに「はやぶさ」が宇宙から帰還しました。「はやぶさ」のミッションは、地球から30億キロメートル離れた小惑星「イトカワ」に着陸し、地表面の微粒子を採取、それを地球に持ち帰ることです。
遠隔操作で、このような作業をするのですから、相当な技術力が要求されます。
しかし、「はやぶさ」はイトカワに接近し、石を持ち帰るために、発射すべき弾丸が不発。着陸のショックで舞い上がった「ちり」を採取する際に、転倒。燃料漏れから、2ヶ月間も交信不能に。その際、4台あるエンジンも既に2台が故障。
満身創痍の状況ながら、何とか、イトカワを出発。途中で、3台目のエンジンも故障しましたが、予定を3年間もオーバーして地球に帰ってきました。往復60億キロメートルは地球と太陽を20往復できる距離です。
「はやぶさの大冒険」、山根一真著、マガジンハウス、2010年7月http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F-%E3%81%AF%E3%82%84%E3%81%B6%E3%81%95%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%86%92%E9%99%BA-%E5%B1%B1%E6%A0%B9-%E4%B8%80%E7%9C%9E/dp/483872103X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1290143626&sr=8-1
そして、16日に1500個の微粒子を持ち帰っていたことが発表されました。
月以外の宇宙空間から、微粒子を持ち帰ったのは日本が初めてなんです。
46億年前に誕生した太陽系の謎が、この微粒子から解き明かされる、大きなてがかりになるそうです。
川口淳一郎プロジェクトマネージャーが目に涙を浮かべて記者会見をした様子に感動しました。「はやぶさ」がまるで、自ら意志をもつかのように、苦難の旅を終え、そのミッションは成功しました。
日本の宇宙技術の高さを世界に見せつけただけでなく、閉塞感のある今の日本にとって、勇気をもらえるニュースでした。
私も、「忙しい、、忙しい、」と言っていないで、「はやぶさ」を見習って頑張ります。