鳩山内閣の新成長戦略(基本方針)
(夕日が沈む頃、マジックアワーと呼ばれる空の変化。議員宿舎の窓から。撮影by岸本周平)
今朝は、8時から議員会館で国家戦略室が昨年末発表した「新成長戦略(基本方針)」をテーマに内閣府の政策会議。
2020年までの平均で名目GDPの成長率を3%、実質で2%を超えるものにすることを目標にしています。環境分野など以下の6つの戦略分野を選んで成長を目指しています。
1.グリーン・イノベーションによる環境・エネルギー大国
2.ライフ・イノベーションによる健康大国
3.アジア経済戦略
4.観光立国・地域活性化戦略
5.科学・技術立国戦略
6.雇用人材戦略
そして、公共事業・財政頼みの「第一の道」、行き過ぎた市場原理主義の「第二の道」でもない。「第三の道」を進むとのこと。それは、環境、健康、観光の3分野で100兆円を超える「新たな需要」を創造する道だそうです。
いつもながら、政策会議で発言しました。
ひとつは陳情です。「内閣のHPに「新成長戦略(基本方針)」の英訳が載っていません。英語版で7枚のパワーポイント資料が申し訳程度にあるだけ、、、。」
「今度、外国人投資家に新成長戦略を説明しなければならないんですが、鳩山内閣として海外にも情報発信していただきたいし、私も助かる、、w」と。
それから、「第三の道」は外国のインテリに誤解を与えます。「第三の道」と言えば、私も今度、大学院の講義で使うアンソニー・ギデンズ著「第三の道」が連想されます。
これは、社会民主主義でもなく新自由主義でもない、まさに「第三の道」というグローバリズムや市場主義と社会の安定が両立しうるという社会哲学なのです。それは、クリントンやブレアに影響を与え、ニューデモクラッツやニューレイバーの運動を起こした思想なのです。
民主党が「第三の道」という言葉を使うと、外国人は、深かぁーい意味があると思うのですね。ここでは、安易に「The third way」という言葉を使わなくてもよかったですね、、、と申し上げました。
私たちのために。
私たちの子どもたちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。