新入生と新社会人
今週に入って、入学式と、始業式などで学生さんが大勢、駅を通るようになりました。制服の着こなしのぎこちない新入生はすぐに判ります。
和歌山駅のように大きな駅だと、学生さんたちも大集団になります。どうしても、集団として見てしまいます。
しかし、小さな駅ですと、ひとりひとりにごあいさつをする感じなので、「初めまして!新しい学校で、がんばってね!」と心に思います。
初々しい新入生の諸君に加え、4月1日からは新入社員の皆さんも増えています。これまた、男女ともスーツの着こなしが、「新人」なんですね。就職活動で1,2年間は着ていたはずですが、やはり新社会人になってみると、ベテランのサラリーマンの皆さんとは違います。
まだ、桜の残っている小さな駅で、フレッシュな新人通勤客の皆さんと出会いますと、私まで心がウキウキしてきます。
そう言えば、私も城東中学に入って、頭を丸坊主にして、黒い詰襟服を着た時は「ああ、大人になったな!」と思ったものです。大蔵省に入って、背広を着始めた頃よりも、「成長した」感がありましたね。不思議なものです。
ちなみに、40年前は和歌山市内の公立中学校は男子は全員丸坊主という校則がありました。少し、自慢になりますが、私が生徒会長をしていた中学3年の時から、「頭髪の自由化」を勝ち取りました。市内の中学では初めてだった記憶があります。
生意気にも生徒指導の先生と生徒会役員で集団交渉もしました。その先生がリベラルな方だったので、そうして、私たちを育ててくれたんだと感謝しています。
もちろん、私たちの代だけでできたことではなく、先代の西端生徒会長さんの強いリーダーシップがあったから実現できたことです。
もっとも、「頭髪の自由化は丸坊主の自由も含む!」と言って、私は卒業まで丸坊主で通しました。柔道をやっていたこともありますが、当時から、少し変わっていたんでしょうね。
今日はそんなことを思い出しながら、駅前に立たせていただきました。
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。