母校広瀬小学校での授業
今日の午前中、母校の広瀬小学校へ授業に行ってきました。6年生2学級41人の生徒に社会を教えてきました。今、国際的な「紛争」の勉強をしているというので、国の予算の話から、その中の「政府開発援助」(ODA)の説明をし、紛争予防や、緊急人道支援さらには紛争を終わらせるための支援などの説明をしました。
広瀬は母校でもありますが、6年生の担任をしている東山先生が、城東中学の同級生だったこともあり、友人としてゲストに呼んでいただきました。広瀬、城東を卒業した先輩で、実際に財務省に入って予算作成に携わった人間の実物を子供たちに見せて興味を持ってもらい、また勉強の動機付けをしてもらおうとの趣旨だと聞きました。
また、一日2ドル以下で暮らしている人が28億人もいることや、行きたくても学校に行けない子供が1億人以上いることなどを説明しました。これは、「世界がもし100人の村だったら」(C.ダグラス・スミス著、マガジンハウス、2001年)や「もったいない」(ワンガリ・マータイ著、マガジン・ハウス、2005年)の本を使って説明しました。
広瀬小学校の彼らが、いかに恵まれている状況なのか、分かってもらえたかな?もっとも、私の説明が、あまりにも抽象的で難しかったようで、東山先生に何回も助け舟を出してもらいました。さすが、プロの教師は違うなと思いました。子供たちに分かるように、分かり易い言葉で上手に説明してもらい、アシストしていただきました。
子供に話を理解してもらうには、具体的なことで関心を持ってもらうことが一番だということを東山先生には教わりました。「中学で何時間勉強し、高校で何時間勉強すれば東大に入れるのか?」東山先生が質問を振ってくれたので、子供たちの興味が持続したりしました。
私の方では、「受験には体力が一番。次に、継続的に毎日一定時間勉強すること。そのためにも、大人になってから何をしたいのか、何になりたいのか、きちんと目標を持って動機付けすること。」そして、伝記を読んで、モチベーションを高める方法を、私自身の「シュヴァイツアー博士の自伝」での経験から説明しました。この辺は、すべて東山先生の振り付けなので、今日の授業は彼との共同授業となりました。
東山先生、ありがとうございました。