有機水稲栽培の可能性について
和歌山に20年間、、有機、無農薬の水稲栽培に挑戦しているグループがあります。
紀州大地の会と言います。
創立者で前代表の園井信雄さんが公開検証の場としているモデル水田に行ってきました。
34アールの水田で、有機抑草剤「オーガニック君」を使って、田植え後の初期雑草の抑制をしている現場です。
園井さんは、微生物を用いた雑草生育抑制剤の特許を取得。これが、「オーガニック君」です。
また、地元のスーパーから材料の廃棄用食材を仕入れ、地元の産廃業者に発酵堆肥をつくってもらい、土壌の改良をして有機米をつくっています。
農薬を使わない水田には、カブトエビ、豊年エビが無数にいました。
このエビが土をかき混ぜ、水を濁らせて雑草の生育を抑制する効果もあるそうです。
紀州大地の会では、28~30センチ間隔で、2、3本の稲の苗を植えます。ふつうは、25センチ間隔で稲の苗は5、6本です。
田植えの直後は、上の写真のように普通の水田の方が、密集し、有機の方はまばらですが、風通しが良くて日光をふんだんに受ける有機の水田の方が、すぐに追い抜くそうです。
それでも、苗の数が少ないので、米粒の量は少なくなり、その代わり、一粒のお米がより大きく、より重くなって食味も増すそうです。
何より、農薬を使わず、自前の有機堆肥を使うので、コストが相当安くなります。
今は、和歌山県内で13戸8haの農家が参加しています。残留農薬ゼロ、食味値は全農家80点以上なので、田植えの段階ですべてのお米は予約完売状態です。
既に、東北地方への指導を行っており、今後、紀州大地の会の有機水稲栽培が拡大していく可能性大です。
今後の動向に目が離せません。
民進党のネクスト農林水産大臣として、しっかりとフォローし、応援していきたいと思います。