野党統一候補は共闘か野合か?
5月24日(火)の午後10時から、BS日本テレビの「深層ニュース」に生出演しました。
テーマは共産党との選挙協力について。
安倍政権を倒すために、参院選の一人区32すべてで野党統一候補ができました(佐賀は今週末に決定。無所属16人、民進党公認が16人、共産党公認が1人)。
与党はこれを野合と批判し、野党はこれを共闘と言います。言葉遊びは別にして、野党同士で票を食い合うことをやめ、与党の議席を一つでも減らすことは合理的な行動です。
今まで、できなかったことの方が問題です。
番組では、北海道5区の補欠選挙が野党統一候補のサクセスストーリーと紹介されましたが、私は違う意見です。
民進党をはじめ各政党はそれぞれ支持者の9割を固めました。その上、池田まき候補は無党派層の7割の支持を集めました。それでも勝てなかったことが問題なのです。
原因は、民進党の支持率が低過ぎることに尽きます。
参議院の一人区や衆議院小選挙区で勝つためには、民進党の支持率を増やすか、自民党など保守系の票を増やすしかありません。
ダブル選挙の可能性は未知数ですが、衆議院総選挙は政権選択選挙です。
基本政策の異なる共産党と連立政権は組めませんから、参院選の協力と衆院選では自ずと異なってきます。
衆院選では、政策協定をして推薦し合うというわけにはいきません。今後の道行には知恵と工夫が必要です。
(BS日本テレビの深層ニュースに共産党の小池晃参議院議員と出演。)
まず、当面の課題として、立憲主義に反する安倍政権を倒すためには野党の選挙協力が必須です。しかし、私たち民進党は保守二大政党政治を目指し、あくまでも単独で政権奪取することを目標にしています。
民進党への失われた信頼を取り戻すのに魔法の杖はありません。
理念と政策に磨きをかけて、一つ一つ歩を進めていくことに努めます。
まずは、参院選のマニフェストつくりが最大の山場です。