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2015年6月27日

障害者の就労支援事業

(NPO法人かたつむりの会河原美和子代表と「ララ・ロカレ」前で記念撮影。)

 和歌山県田辺市で、障害者就労支援のA型およびB型事業所を運営しているNPO法人「かたつむりの会」に行ってきました。

 パンとカフェのお店「ララ・ロカレ」は、利用者さん17人、職員14人で行列のできるお店になっています。

 第1号店の「町屋カフェ上屋敷二丁目」は利用者さん9人、職員さん6人で、お手製の石窯で焼くピザが大好評。

 私の友人で田辺市に住んでいる愛川誉夫さんにも付き合ってもらったのですが、地元住民の皆さんにも愛されている評判の良いお店だということです。

 しかし、代表の河原美和子さんに詳しくお話を聞いてみると、試行錯誤の中で、たいへんなご努力をされており、頭が下がります。

 たまたま、和歌山市内で作業所を運営している「つわぶき会」の皆さんの視察と合流し、有意義な意見交換ができました。

(河原代表を囲んで、つわぶき会の皆さんと一緒に「ララ・ロカレ」の貸しスペースで意見交換会。)

 「ララ・ロカレ」は、田辺市の公民館で昭和24年の建物。改築費用6700万円の内、4000万円が借入れです。厚生労働省の外郭団体からの支援は中途半端で、予定が大幅に狂ってしまいました。

 その時、少しお手伝いさせていただいたのですが、(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構の不誠実な対応には驚きました。

 政府の障害者雇用政策の遅れは、何とかしなければなりません。

 和歌山市内でもいくつかの障害者の雇用支援をお手伝いしていますが、民間の誠意と頑張りにおんぶにだっこの状態です。

 さらには、グループホームなど生活支援の貧弱さに、いつもながら愕然とします。

 障害年金と就労支援によるお給料で独立の生活ができるように、また、その受け皿としてグループホームの運営が容易になるように、私のライフワークとして息長く取組む覚悟です。

(「ララ・ロカレ」の美味しそうなパン。)

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