400年続く和歌祭りに参加して
5月17日の日曜日は、素晴らしい晴天の下、1621年以来約400年の伝統を持つ和歌祭りが行われました。
私は毎年、武者行列に参加しています。浪人中から参加を始めて、もう10年近く経ちました。
渡御行列も和歌祭り保存会の皆さんのご努力で、年々、盛んになってきます。
60種類の芸能と1000人以上の行列いなりました。もちろん、沿道のお客さんも増えてきました。
徳川御三家の歴史と伝統の中で、江戸時代には日本三大祭りの一つであったお祭りです。
地元の皆さんと一緒に和歌山市民の一人として、お祭りに参加できることは大きな誇りです。
1600年代初めという時代背景から、戦国の風を残した行列になっていますが、 「和歌祭」は天下泰平を祝し、祈願する平和の祭典です。
渡御行列の芸技の種目のすべては「株」組織で構成されています。
各「株」は家臣団が、名誉をかけて、その技術を代々、継承してきました。その「株」が連合して祭の行列となています。
そこに無礼講として土地の人々の得意とする芸技集団が行列の後に続いており、和歌浦の庶民のお祭りにもなったものです。
(一緒に武者行列に参加したJR西日本和歌山支社の皆さんと。)
ご覧の甲冑は、映画用の鎧と兜ですが、それでも30キロあります。
真夏のような暑さの中、いささか熱中症気味になりましたが、沿道の皆さんに励まされ、楽しく歩くことができました。
行列の最終盤に差し掛かると沿道のお店から、毎年、日本酒がふるまわれます。
体が疲れていますと、一合くらいのお酒では酔いません。むしろ、疲れが取れてシャキッとなります。
昔、合戦の時にお酒を飲んだ理由がわかります。
大勢の和歌祭り応援団の皆さんのご厚意に感謝します。有難うございました。