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2015年3月10日

世界遺産高野山開創1200年

(高野山の根本大堂。)

 世界遺産の高野山は弘法大師空海の手で密教の道場が開かれてから今年で1200年目を迎えます。

 これを記念して高野山では4月2日から5月21日までの50日の間、絢爛壮麗な大法会が執り行われます。

 先日、開創1200年を迎える高野山に行ってきました。

 開創の経緯は、高野山真言宗 総本山金剛峯寺HPによれば次のようなものです。

 「弘法大師は都の喧噪を遠く離れ、紀伊山地の雄大な自然に抱かれた高野山を密教の道場建設の地として選びました。国、社会の安泰を永遠に祈り、多くの人々の幸福のために活躍しうる人材を育成したいという思いが弘法大師を突き動かしました。」(高野山真言宗 総本山金剛峯寺HP)

 確かに、深山幽谷、パワースポットであることは明らかに感じます。

 よくまあ、こんな場所を探し当てて、広大な敷地に建物を建て、修行の場にしたものだと思います。

 重機もなく、人力ですべての材料を山の上まで運んだわけですから、今よりも困難な事業ではなかったでしょうか。

(172年振りに再建された中門。)

 平野嘉也高野山町長さんにご案内いただき、今回、172年振りに再建された中門をはじめ伽藍のお堂や奥の院に参詣。

 幸いなことに、中門再建を取り仕切った宮大工の尾上恵治さんが説明役をしてくださいました。

 尾上さんは、和歌山県認定の「世界遺産マスター」でもあり、専門の建築以外にも、高野山の歴史や宗教にも造詣が深く、ほんとうに勉強になりました。

 実家が真言宗でもあり、また和歌山市内の子どもでしたから、高野山には何度も来ていますが、きちんと背景の説明をお聞きすると、見える景色も変わってきます。

 外国からのお客様も多くなり、今日も、道を歩いている観光客の半分以上は外国の方でした。

(赤松院にある左甚五郎作の木彫りの虎)

 写真の虎は赤松院(薮本寿紀住職)にある左甚五郎作の木彫りの虎。

 舌が取り外せて、上下ひっくり返すことで、雄と雌の相に変化する傑作です。

 写真の虎は雄の顔です。ほんとうに変わるのですよ。不思議でした。

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