国際的な人材育成についてーISAKの挑戦!
(ISAK開校の記念寄付パーテイーでごあいさつされる小林りん代表理事)
インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)が今月24日(日)に開校しました。
この学校は全寮制ですが、日本国内の外国人の子女が対象ではありません。海外から留学生を集める寄宿舎学校です。
1学年50人の定員に対して、応募者は233人も集まりました。応募者の50%がアジアから、30%が日本から、残りは世界各国からとなっています。
しかも、生徒の5割以上には奨学金が支給されますので、お金持ちの子女だけではない、多様性が確保されています。
その奨学金の原資は、学校のある軽井沢町に対するふるさと納税制度による寄付だそうです。
ISAKの小林りん代表理事は、「近頃の若者はすごい。」を代表する方で、私もお会いしていっぺんにファンになってしまいました。
(ISAK開校までの苦節7年のご報告と今後の抱負を熱く語られる小林さん。)
小林さんご自身、高校生時代に留学した経験があり、国際的な環境の重要性を肌で感じ、開発経済学を学んだ後に、ユニセフ(国連児童基金)に入られました。
ユニセフの職員時代にアジアに駐在し、問題の答えを考える優等生ではなく、問題を設定できる国際的なリーダー育成をしたいと思い立ちます。
しかし、資金問題や、学校の場所など難問が続き、7年間かかって今年の開校にこぎつけました。
その間、5回のサマースクールを行ったことが、学校運営の基礎になったと小林さんは言います。
サマースクールに参加した学生さんや、その方々の口コミで大勢の応募者が集まったのだとも。
そのサマースクールで、全額給費生のインドのアウトカーストの女子と、イギリスの大富豪のお嬢さんが出会い、お互いの境遇の違いを乗り越え、と言うか、その境遇の違いがあることを知ることで意識が高まっていく瞬間に立ち会えた。この学校の目指すところは間違っていないと確信したそうです。
また、校長のロデリック・ジェミソンさんをはじめ、ファカルテイーの教員メンバーがすごいんだと自慢をされていました。
皆さん、世界中のインターナショナル・スクールでの名物教師の方々です。
日本の軽井沢に、国際的なリーダーを育てる学校が生まれたことを誇りに思います。