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2014年8月15日

夏本番―地域の盆踊り

(ボランティアの皆さんによる広瀬地区の盆踊りの準備。)

 毎年、お盆が来ると民族大移動が起きます。

 今年は13日がふるさとへの帰省のピークでした。16日が東京、大阪などへのUターンラッシュのピークとなりそうです。

 その間、14日、15日は和歌山市内の各地域で盆踊りが行われます。

 もちろん、その前後に夏祭りとして行う地域もありますので、そこは地域ごとに特色があって異なります。

 どの盆踊りも、地域の各種団体の皆さんが夜店を出したり、公民館主催の抽選会があったり、、、子どもたちには素晴らしい夜となります。私も、子どもの頃には胸をときめかしたものです。

 私の生まれた広瀬地区は14日に地域総出で、早朝から盆踊りの準備をします。やぐらを組むのも自分たちの仕事です。後片付けは、翌日の早朝。朝早いと涼しいからです。

 私も、9年間連続でお手伝いしてますので、今や、ベテラン(?)の域に達してます(笑)。

 今年は、ポーランドから合唱団の子どもたちが演奏会のために来日中。広瀬の盆踊りに招待しました。

(芦原地区の盆踊りのオープニングでの子どもたちの和太鼓演奏。)

 ちなみに、この晩は何ヵ所か盆踊りをはしごします。

 身体は一つなので、ご縁のある所だけしかいけませんが、それぞれに趣向を凝らした盆踊りを楽しませていただいています。

 市内の岡崎地区の盆踊りは、「岡崎団七踊保存会」(西谷暢浩会長)が主催しています。

(和歌山県無形文化財の岡崎団七踊。)

 江戸の歌舞伎に題材を取って、当時の紀州藩士が和歌山の戻った時に伝えたものだそうです。

 ストーリーは、「志賀の団七」に殺された父親の仇討を姉妹が成し遂げるというものです。

 地元の小学生たちが練習をして、刀を持った団七、薙刀(なぎなた)と鎖鎌(くさりがま)を持った姉妹の三人一組が大きな輪をつくって踊ります。

 江戸時代から何百年も続く、伝統の踊りを地域で保存しているのには感動します。この踊りは和歌山県の無形文化財にも指定されているほどです。

 私も盆踊りのはしごの最後には、毎年、岡崎団七踊を見せていただいています。

 今年も、素晴らしい踊りを有難うございました。

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